...岫雲(しゅううん)...
高浜虚子 「五百句」
...雲の無心にして岫を出づるが如き也...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...小さな如来(にょらい)を安置した佛壇の中に「江東院正岫因公大禅定門」と記した位牌(いはい)がある...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...即ち今の滿洲の復州・岫巖地方に當る處に置いたので...
内藤湖南 「女眞種族の同源傳説」
...この日の來客中岫のねえさん...
長塚節 「十日間」
...雲の岫(しゅう)を出で...
夏目漱石 「虞美人草」
......
三好達治 「梶井君」
...飽田郡(あきたごおり)春日村(かすがむら)岫雲院(しゅううんいん)で遺骸(いがい)を荼(だび)にして...
森鴎外 「阿部一族」
...このときから忠利は岫雲院の住持と心安くなっていたので...
森鴎外 「阿部一族」
...しかもお荼所の岫雲院の井戸にはいって死んだというだけの事実を見て...
森鴎外 「阿部一族」
...殿様のお供をした鷹は岫雲院(しゅううんいん)で井戸に飛び込んで死んだ...
森鴎外 「阿部一族」
...雲収幽岫月皎然...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...地形が岫ではないのみならず...
柳田國男 「地名の研究」
...羽後由利郡下川大内(しもかわおおうち)村大字平岫(ひらぐき)に兵屋布(ひょうやしき)がある...
柳田國男 「地名の研究」
...白雲の帯は岫(しゅう)をとざして...
吉川英治 「新書太閤記」
...岫を出づる白雲を泛かべ...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
...白い雲が岫を出る...
吉田絃二郎 「八月の星座」
...飄然として岫(みね)をいずる白雲のごとく東に漂い西に泊す...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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