...七十五哩山駕籠に乗って...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...「ここが峠の頂上でございます」ようように山駕籠が徳間峠の上へ着きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...山駕籠の中でうつつに聞いていたがよい声であった...
中里介山 「大菩薩峠」
...山駕籠に桐油(とうゆ)をまいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...大見晴らしを五十丁峠へかかった一つの山駕籠と...
中里介山 「大菩薩峠」
...以前のように桐油(とうゆ)を張った山駕籠ではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...山駕籠を金沢まで通して雇えるものか...
中里介山 「大菩薩峠」
...三造にも初めての山駕籠(やまかご)であった...
中島敦 「斗南先生」
...山駕籠の婦人はその細君で...
野上豐一郎 「湖水めぐり」
...馬の背と山駕籠と草鞋の旅人だけが通る嶮しい山径だつた...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...俺はその間に唐松へ走つて山駕籠を伴れて来ようとした...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...或ひは藤蔓で編まれた山駕籠で櫛型の丘を登り降りしてゐた頃に...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...あそこまで行けば引き返すにしても駕籠が仕立てられるから……」これらの径々では馬の背も借りられぬ病人のためには今だに昔ながらの山駕籠が唯一のものだつた...
牧野信一 「剥製」
...よしやこの日のうちに狐塚の山駕籠を借りて鬼柳までは達したとしても...
牧野信一 「剥製」
...駕籠舁(かごかき)の頻りに駕籠をすすむるを耳にもかけず「山路の菊野菊ともまた違ひけり」と吟じつつ行けばどつさりと山駕籠おろす野菊かな石原に痩せて倒るゝ野菊かななどおのずから口に浮みてはや二子山鼻先に近し...
正岡子規 「旅の旅の旅」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...山駕籠(かご)に乗って...
山本周五郎 「似而非物語」
...山駕籠や、芝居でしか見ない普通の駕籠などの軒先に吊るされてあるのも見えた...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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