...山男はそれを聞いて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...山男の顔を仰ぎ見て...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
......
違星北斗 「北斗帖」
...この山男のようなきこりが...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...また山男という種類のものでもなさそうだった...
豊島与志雄 「道連」
...山男は、米が明日までぐらいになった……と報告する...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...斯(か)う山男(やまをとこ)の特色(とくしよく)を何處(どこ)迄(まで)も維持(ゐぢ)して行(ゆ)くのは...
夏目漱石 「門」
...「ワッ、ブルブル」落ち込む水の中から顔を出したのは、猪とはよく言った、髭武者の山男、井桁の下の凹みに隠れて娘に古風な飛道具を吹き付けたのを、生月に発見されて、思いもよらぬ水攻めを食わされたのです...
野村胡堂 「古城の真昼」
...變な山男が居たでせう?」「熊の皮の胴服かなんかを着て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...僕のような山男流とは又違うよ」「出鱈目(でたらめ)を言うな」「出鱈目か出鱈目でないか...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...「それは裸体(はだか)の山男です」と申しました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...すると森の中で、さっきの山男が、「おらさも粟餅(あはもち)持つて来て呉(け)ろよ...
宮沢賢治 「狼森と笊森、盗森」
...「ああ山男だ...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...山男が腰(こし)かけた時椅子(いす)はがりがりっと鳴りました...
宮沢賢治 「紫紺染について」
...」山男が市に通うということは...
柳田国男 「山の人生」
...まだ山男にも勤まると思う...
柳田国男 「山の人生」
...山男に名ざされ、また川童に角力を挑(いど)まれるということは、言いかえればその者が不思議を感じやすく、神秘の前に無我になりやすい性質を具えていたことを意味し、一方には鞍馬(くらま)の奥僧正谷(おくそうしょうたに)の貴公子のように、試煉をへてその天分の怪力を発揮しうるのみならず、他の一方には目に見えぬ世界の紹介者として、また大いに神霊の道を社会に行うことをえたはずであったが、不幸にして国はすでに事大主義、宣伝万能の世となっていたために、割拠したる小盆地の神々は単なる妖怪をもって遇せられ、いまだ十分にその感化を実現せぬ前に有力なる外来の信仰に面してことごとくその光を失い、神が力を試みるというせっかくの旧方式も、結局無意味な擾乱(じょうらん)に過ぎぬことになったのである...
柳田国男 「山の人生」
...どれもこれも山男のようなたくましい筋肉(きんにく)と...
吉川英治 「神州天馬侠」
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