...どんな山坂(やまさか)を登(のぼ)り降(くだ)りしても格別(かくべつ)疲労(ひろう)は感(かん)じませぬが...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...快晴なれば早朝家を出でて山坂を越え...
井上円了 「おばけの正体」
...こんな山坂の間でござんすから」「どちらからおいでになりました」「白骨から参りました」「え...
中里介山 「大菩薩峠」
...蛮地の山坂を歩くには足が大事だよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんな遠いところから山坂(やまさか)を越して来た人達かねえ...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...山坂も險阻であるのみならず日數を費すことも多かつたところから...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...杖を引っ張って山坂を越してくるのでげすから」根津から小石川小日向へまでを「山坂」云々はいかにもそのころの辺陬(へんすう)の感じがあらわれていて...
正岡容 「我が圓朝研究」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...ただこういう海川山坂をもって区画せられている国土において...
柳田国男 「こども風土記」
...それから次々に山坂を越えて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...ただちに山上の方へ」「はなはだしいお疲れでおわせられるが」「山坂もわずかな間...
吉川英治 「私本太平記」
...大江越えの山坂を前に仰いでいた...
吉川英治 「私本太平記」
...すぐかなたなる山坂道を...
吉川英治 「新・水滸伝」
...旧道の山坂をえらぶ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...雨後の山坂を、ゆられゆられ、有馬の御所坊へ着いたのは、もう十一時近くであり、それでも、湯に入ってから、まずあとはあすの史蹟歩きだけになったと、急に気分もかろくなった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...この辺の山坂はどうだったろうか...
吉川英治 「随筆 新平家」
...油断のならない山坂だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...かなり危險な山坂を...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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