...殊に今日の尖端的タイプに属する美人と云うものは...
谷崎潤一郎 「客ぎらい」
...論理学に於ても常に方法の側に属するものである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...どちらか一方に所属するものらしい...
豊島与志雄 「絶縁体」
...やはり千代乃さんに属するのだ...
豊島与志雄 「どぶろく幻想」
...仁斎や徂徠春台の経書の解釈に属する書を読んだ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...当時市中取締りの酒井左衛門尉(さえもんのじょう)の手に属する巡邏隊の一組です...
中里介山 「大菩薩峠」
...詩人の直感は後者に属する...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...いずれも乙の類に属するもので...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...人文科学者よりも自然科学者や解剖学者の研究対象に属する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...その複数の事物に属する一事物が現れるとき...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...知覚が内属する実体を仮定して...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...要するに彼徂徠の南留倍志(なるべし)系に属する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...だから世界の支配は誰か好運なものに属する」...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...思いようによっては過去に属するものとしてさげすむ事も出来よう...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...この事件に関係した事で……まだ君が知らない国家の機密に属する重大な裏面の出来事なぞが全部ぬきになっているのです...
夢野久作 「暗黒公使」
...これらは総て自分は新感覚派に属するものとして認めている...
横光利一 「新感覚論」
...割拠の群雄に属するものが...
吉川英治 「新書太閤記」
...分割された内の小大陸側に属すると信じていた地点に新たな前進基地を設営する計画である...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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