...屍鬼が現れたら逃げるしかない...
...屍鬼の霊を封じる呪文を知っている...
...屍鬼は人間を襲って肉を食べる...
...屍鬼の噂が広がり、村人たちは恐れを抱いていた...
...屍鬼の正体を知っていた人はほとんどいなかった...
...今は食屍鬼(ししくいおに)のような気がする...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あなたは私がまるで喰人鬼(しよくじんき)か喰屍鬼(しよくしき)かなんぞのやうに食べるとでも想像するの?」「そんなこと私考へてはをりませんわ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...延々とせせらぐ――そう灰色の森――そばの湿地ここでは蛙と蜥蜴が野生していて――そう陰欝な湖沼には食屍鬼が潜んでいる――そう不浄きわまる各地――そのそれぞれ陰り翳る隅では――旅する者は驚懼とともに包み隠されていた過去の記憶に相見(あいまみ)える――屍衣まとう姿形が急に出(いで)ては息を吐き旅する者のそばを通り過ぎてゆく――もう久しい友たちさえ白の衣苦しみつつ土に――天に帰ったはずなのに...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...この犯人は喰屍鬼(ゴウル)か吸血鳥か...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...この喰屍鬼(グウル)もまだ逮捕を見るに到らないで...
牧逸馬 「双面獣」
...即ち支那、印度(インド)、日本等に於て屍神(ししん)、屍鬼(しき)、もしくは火車(かしゃ)等と称する妖異譚(ものがたり)の内容を検する時は、この種の夢遊行為……すなわち屍体飜弄が誤伝せられたるものなる事を、自然科学、精神科学等の各方面より推知するを得べし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...而して斯(かか)る事実の詳細に関しては他日「妖怪篇」なる一篇に集積して研究論証すべく、目下材料の整理中に属すれども、その一班を摘要すれば、元来この屍神、屍鬼、もしくは火車等と称する妖異現象は、狐猫(こびょう)の類族、又は鴉(からす)、梟(ふくろう)等の怪禽妖獣の族の所業なるが如く信ぜられおる傾向あり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...屍鬼(しき)を祓(はら)い去った呉青秀は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...女の追手と覚(おぼ)しき荒くれ男の数名が口々に『素破(すわ)こそ淫仙よ』『殺人魔よ』『奪屍鬼(だっしき)よ』と罵(のの)しりつつ立ち現われ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...屍鬼を祓(はら)いつつ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...墓の下からこの世を呪いに出て来た屍鬼(しにん)の形相であった...
夢野久作 「名娼満月」
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