...お絹はすぐに居ずまいを直すと...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...二人(ふたり)の妹を前に置いてきちんと居ずまいを正した葉子のどこにも見いだされなかった...
有島武郎 「或る女」
...突然古藤は居ずまいをなおして...
有島武郎 「或る女」
...この年寄の心配を知らないのか」そういわれて省作は俄(にわ)かに居ずまいを直した...
伊藤左千夫 「春の潮」
...「気分はどうだね」赤星はちょっと頭を下げて居ずまいを直した...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...人気(ひとけ)を感じてハッと居ずまいを正した...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...年を取ると涙腺の居ずまいが変ると見える...
寺田寅彦 「病院風景」
...彼は居ずまいを直した...
豊島与志雄 「秦の出発」
...残るはちょと居ずまいを直す...
夏目漱石 「一夜」
...膝の上で居ずまいを直した...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...腹がたつだけだわ」芳夫は居ずまいをなおすと...
久生十蘭 「あなたも私も」
...「最初に御秘宝の方の御返事を承りますでございます」と居ずまいを正す...
久生十蘭 「魔都」
...彼は膝(ひざ)をゆすぶって居ずまいをただし...
本庄陸男 「石狩川」
...」千鶴子は一寸顔色を変え居ずまいを正した...
横光利一 「旅愁」
...矢代は千鶴子が強いて居ずまいを正したのではないことを心ひそかに希った...
横光利一 「旅愁」
...居ずまいを直した...
吉川英治 「私本太平記」
...それがとても幼い者の振舞(ふるまい)とは思われないほど端厳(たんげん)な居ずまいであったことなど...
吉川英治 「親鸞」
...居ずまいを崩すことなく...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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