...「愛想(あいそ)が尽きたか……」愛想が尽きた...
有島武郎 「或る女」
...藪(やぶ)は尽きて高い石垣...
泉鏡花 「悪獣篇」
...死体の所見は大体以上に尽きている...
江戸川乱歩 「悪霊」
...「あなた、フランス語はお出来になりますか」それが、お茶の会などで知合いになった紳士が、話題に尽きて、ふと尋ねて見るといった調子だったので、不二子もつり込まれて、何気なく「エエ少しばかり」と答えてしまってから、ハッとあることに気がついて、飛び上る程びっくりした...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...例の大きな焚火の余燼はもうほとんど燃え尽きて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...さすがのわたしたちも精も根(こん)も尽き果ててしまった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...ついでながら四十八字の組み合わせは有限であるから俳句は今に尽きるであろうという説があるが...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...その風刺は尽きなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...途中で犬に吠えられたのが運の尽きでこんなことになってしまった...
中里介山 「大菩薩峠」
...その悲痛感によって尽きるのである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...冥利に尽きるじゃないか...
火野葦平 「花と龍」
...その種が尽きると...
牧野信一 「鏡地獄」
...おそらく酒が尽きる時分であらうから...
牧野信一 「馬車の歌」
...そして個性の意味は専門家の意味に尽きるものではない...
三木清 「哲学入門」
...つくづく自分の馬鹿さ加減に愛想(あいそ)が尽きたのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...感官の満足は阿片に尽き...
横光利一 「静安寺の碑文」
...食事が済んでもまだ雑談は尽きない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...尽きない興味であるにちがいない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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