...「尺取虫(しゃくとりむし)」は、昆虫の一種...
...尺取虫(しゃくとりむし)と芋虫とみみずの断末魔(だんまつま)だ...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...尺取虫が這(は)う様に...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...手足は尺取虫のように屈んでしまった...
田中貢太郎 「続黄梁」
......
富澤赤黄男 「天の狼」
...尺取虫(しゃくとりむし)に土瓶(どびん)を引っかけるてかい?」「尺取虫が木の枝(えだ)のごつあるからじゃろ」「どぎゃん虫かなア」「田舎(いなか)へ行くとよくある虫じゃ」「ふん...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...思ひ出は尺取虫がするやうに克明ならず過現無差別思ひ出といふものは尺取虫が尺をとりつつ進む様に規則正しくそれからそれと遡つたり又はその逆に昔から順を追つて思ひ出すなどといふものではない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その蘆の一本に尺取虫がゐて...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...死者狂ひの尺取虫と化けて降りはじめた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...薬局生の尺取虫を呼んで来い...
村山籌子 「こほろぎの死」
...」丁度その時尺取虫は薬局で...
村山籌子 「こほろぎの死」
...こほろぎは益々(ますます)身体(からだ)の工合が悪くなつたやうに思ひましたので尺取虫に「院長さんに願つて暫(しばら)く置いてもらうやうにして下さいませんか...
村山籌子 「こほろぎの死」
...尺取虫はこほろぎの汗くさい...
村山籌子 「こほろぎの死」
...院長の蜂は尺取虫に命令して...
村山籌子 「こほろぎの死」
...」と尺取虫に言ひました...
村山籌子 「こほろぎの死」
...尺取虫は気の遠くなつたこほろぎを外にかつぎ出して...
村山籌子 「こほろぎの死」
...尺取虫に「今晩の演説は何でもいゝ...
村山籌子 「こほろぎの死」
...図々しいので尺取虫が外へ追ひ出したんですがね...
村山籌子 「こほろぎの死」
...尺取虫が分量をまちがつたんだ...
村山籌子 「こほろぎの死」
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