...「久方ぶりに会ったね...
...「最近久方に連絡していないな...
...「この場所に久方に来ると懐かしい気持ちになる...
...「話が久方に及ぶと退屈してしまう...
...「久方の間、心配していたけど元気で良かった...
...唯、縹緲たる理想の白鷺は羽風徐に羽撃きて、久方の天に飛び、影は落ちて、骨蓬の白く清らにも漂ふ水の面に映りぬ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...久方ぶりに見る博士の姿が...
海野十三 「火星兵団」
...毛利久方彦(もうりくまひこ)といって...
海野十三 「三十年後の世界」
...久方(ひさかた)ぶりで懐しい日本人に会えた悦(よろこ)びも...
海野十三 「大空魔艦」
...久方(ひさかた)ぶりに此店(ここ)へお出(い)でなすって...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...久方ぶりに相見(あいまみ)える餅菓子...
谷譲次 「踊る地平線」
...同巻八の「夏まけて咲きたる唐棣花(はねず)久方(ひさかた)の...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...久方の光に近き名のみして朝夕霧も晴れぬ山ざとというのが源氏の勅答の歌であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...登は久方ぶりにきれいな風呂へはいり...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...久方ぶりに書庫から二三持ちだして来たのだが...
山本周五郎 「日本婦道記」
...不断草……ずいぶん久方ぶりでした」「お気に召しましてうれしゅう存じます」菊枝はほっと息をつきながら云った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ずいぶん久方ぶりに「生きている」という現実感のある時間を過した...
山本周五郎 「はたし状」
...いま久方ぶりに会って...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...久方ぶりの伺候だから...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――甲斐は久方ぶりで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「船岡から鮎が届いているそうだ」「届いております」「舎人には久方ぶりであろう...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...久方ぶりの叔父をかこんで...
山本周五郎 「山彦乙女」
...久方振りに殿の御用で江戸表へ参いっておる中(うち)に...
夢野久作 「斬られたさに」
便利!手書き漢字入力検索