...――しかも五体(ごたい)の整った小鼠を一匹とったためだった...
芥川龍之介 「三つの窓」
...小鼠古巣にこもる夜半を...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...小鼠に與ふ廚女(くりやめ)皿(さら)を灌(そゝ)ぐとて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...彼はいつでも必ず小鼠のようにこっそりしていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...小鼠のように黙って...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...小鼠の悪戯には困る...
種田山頭火 「行乞記」
...象に使われてる一匹の小鼠(ねずみ)みたいなコゼットが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
...独り寝はちちと啼くなる小鼠に家鳴りどよもし夜あけぬるかな偶君の留守に一人寝をする夜など...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...明暦二年板貞室(ていしつ)の『玉海(ぎょっかい)集』に「ヨメをとりたる宿の賑(にぎわ)ひ」「小鼠をくはへた小猫ほめ立てゝ 貞徳」...
南方熊楠 「十二支考」
...而してムベワてふ小鼠殊に旨いそうで...
南方熊楠 「十二支考」
...ムグラモチと小鼠のほか食うべき肉ない地を記す...
南方熊楠 「十二支考」
...机の所へ小鼠(こねずみ)のやうに走り戻つて...
森鴎外 「大塩平八郎」
...大鼠、小鼠、蠅に蛙に南京虫、蝨(しらみ)の王の仰(おおせ)だぞ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ちょうど小鼠の出入りできるくらいの隙間がある...
山本周五郎 「風流太平記」
...小鼠の首に白い物が巻きつけてあるのだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...その上には、さながらに、それ等の人形たちが遊び戯れた遺跡であるかのように、色々な食器、豆のような玩具、花籠(はなかご)、小さな犬、猫、鼠、猿、小鼠のたぐいが、殆んど数限りなく、行儀のいい円陣や、方陣を作って並んでいる...
夢野久作 「白菊」
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