...小諸に疎開して居る時分は物置になつてゐて...
高浜虚子 「椿子物語」
...私の疎開先である小諸に来た...
高浜虚子 「椿子物語」
...諸君率(い)て小諸町出て秋の晴十月九日 土筆会員と近郊散策...
高浜虚子 「六百句」
...各々(おのおの)は小諸寒しとつぶやきて十一月五日 土筆会...
高浜虚子 「六百句」
...秋蝉(あきせみ)も泣き蓑虫(みのむし)も泣くのみぞ敵といふもの今は無し秋の月黎明(れいめい)を思ひ軒端の秋簾(あきす)見る八月二十二日 在小諸...
高浜虚子 「六百句」
...ここに住み又秋風の寒き頃寒き故此の秋風の好もしく十月七日 在小諸...
高浜虚子 「六百句」
...汽車で小諸へ向つた...
種田山頭火 「旅日記」
...他は譜代の小諸侯より出づ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...そこで善光寺道を小諸(こもろ)へ続く原っぱで...
中里介山 「大菩薩峠」
...小諸や、上田の藩中に、手に立つ者が一人でもあるものか――なんぞという評判が道庵の耳に入ると、先生いよいよ反身になってしまい、街道狭しと歩くその気取り方ったら、見られたものではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが軽井沢の出来事によって誘発せられ、小諸、上田を通って行くうちに、ここで始めようかここで……と幾度も思い込んではみたが、衣裳やらなにかの都合でそうもゆかず、とうとう善光寺までそのままで来てしまったが、ここへ来て祭文を聞いたので、またも激しくそれが誘発され、もう矢も楯も堪らず、明日からは是が非でも武者修行だと、非常な昂奮を始め、地響きを立てて善光寺の門前を驚かしたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...さうかねえ……」「信州つても小諸なんでございますよ」「小諸...
林芙美子 「多摩川」
...小諸の賀山君の妹さんから言って来ている...
三好十郎 「おりき」
...春子 小諸なる古城のほとり...
三好十郎 「樹氷」
...明倫堂と云ふ学校は金沢、名古屋、小諸、高鍋(たかなべ)等にもあるが、長崎にも此名の学校があつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...小諸(こもろ)に近い山里の郷士の子である...
吉川英治 「山浦清麿」
...小諸在(こもろざい)の赤岩村に...
吉川英治 「山浦清麿」
...小諸の方に行くのは二人づれだからまだいゝが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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