...彼は小胆だから、新しいアイデアを出すことができない...
...小胆には驚いたが、彼女は自分でマラソンに挑戦することにした...
...小胆な子どもたちは、他の子どもたちと遊びに出かけることができなかった...
...彼は小胆ではないが、何かがうまくいかないときにはすぐにあきらめてしまう...
...小胆なセールスマンは、お客様を説得する力を持っていないとすぐに失敗してしまう...
...出来る丈け口を開けて四辺(あたり)の人を呑んでしまふやうな声を出して笑ふ泡鳴(ほうめい)氏は小胆な正直者であります...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人人」
...余が小胆(しょうたん)のあまり自ら進んでロイヤル・オーク号から降りたわけではなく...
海野十三 「沈没男」
...この被告には小胆な様子がございません...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...あの男も少し小胆で...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...嚏をしても赤面した小胆の彼を真昼中生れたまゝの赤裸になって堂々と大手をふって濶歩する自然男アダムにしてのけたは...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...――俺のような小胆者でも...
徳永直 「冬枯れ」
...小胆な私はこう思い出すと...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...この小胆にして多慾なる紙屑買をオドかして...
中里介山 「大菩薩峠」
...少しは欲深の名にたてども人の風説(うはさ)に耳をかたぶけるやうな小胆にては無く...
樋口一葉 「たけくらべ」
...小胆な「なんでも屋」は...
火野葦平 「花と龍」
...いない……時を……見……何故(なぜ)、何故言難い、苟(いやしく)も男児たる者が零落したのを耻ずるとは何んだ、そんな小胆な、糞(くそ)ッ今夜言ッてしまおう...
二葉亭四迷 「浮雲」
...にも関はらず自分の胸の底には彼等のそれと反対の凡てを鬱積させてゐる――小胆の癖に大胆を装うてゐる...
牧野信一 「明るく・暗く」
...小胆な彼の喉には...
牧野信一 「明るく・暗く」
...寒笑の小胆者になにができるかという気持と...
山本周五郎 「新潮記」
...小胆といって悪ければ大事をとりすぎる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...何進のような小胆者とも違う彼であった...
吉川英治 「三国志」
...そちは島武士の小胆者か...
吉川英治 「私本太平記」
...そちのような、小胆、小志の者が、どうして義元の子にできたか...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??