...「小窓から風が入って気持ちいいね...
...「この部屋は小窓しかなくて、明るさが足りない...
...「小窓から見える景色が美しい...
...「鍵をかけたまま小窓から侵入してくる泥棒もいる...
...「小窓を開けたままにしておいたら、雨水で部屋が水浸しになってしまった...
...小窓の格子から田圃(たんぼ)を見ると...
泉鏡花 「婦系図」
...おオ)と向いの一二二二号が小窓から顔を出して...
海野十三 「柿色の紙風船」
...ガラスの小窓にマリちゃんが顔をのぞかせていた...
高見順 「いやな感じ」
...一尺に二尺くらゐの小窓小窓でわかい女の顏が花やかに笑つてゐるのであつて...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...両側の小窓小窓の女の顔をひとつひとつ熟察していた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...小窓からとびこもうとしますが...
豊島与志雄 「山の別荘の少年」
...戸口がしめらるる時には軒窓ともなり小窓口ともなっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...厠(はばかり)の小窓から見える古帳面屋(ふるちょうめんや)の友達のうちから帰って来て...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...濕氣が病人にあたらない方の小窓へいつて見ると...
長谷川時雨 「夏の夜」
...安心しな」「ねえ、ここはどこ?」「ここか、ここは神田美土代町(みとしろちょう)さ……」手紙を書き終ると、隆山は厚い唇で封をしめして、「さて、これで田舎の神さんも御安心だ」と、立ちあがるなり、裏の小窓を開け、尿を二階から飛ばした...
林芙美子 「泣虫小僧」
...一尺四方の小窓がつけてある...
火野葦平 「花と龍」
...小窓からさし入れた...
火野葦平 「花と龍」
...西に明取(あかりと)りの小窓がある...
二葉亭四迷 「平凡」
...お初は、じっと突ッ立ったが、もう遅かったのかも知れない――「どなた? そこなお方、どなた!」離れの、手水場(ちょうずば)の、小窓から、白い顔がのぞいて、そうしたやさしい声が掛ったのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...同じ補遺の巻(けんの)一に女詩人大崎氏小窓(せうさう)の死を記して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...近頃は二階の南の小窓をあけて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...そこの小窓があいたと思うと...
吉川英治 「大岡越前」
...例の屋根裏の小窓のそばに陣どって...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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