...一時は元司法大臣の小原直氏に後任の内交渉をしてみたが...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...もうひとり小原君っていうのです...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...近ごろ小原の手で...
徳田秋声 「足迹」
...「あれほど繁々(しげしげ)来た小原さんも...
徳田秋声 「足迹」
...お蔦 (鼻唄に小原節をうたいながら...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...ときどきなにかのついでに小原の噂をきくことがあった...
久生十蘭 「復活祭」
...歳月の力も小原には作用しなかったのだとみえる...
久生十蘭 「復活祭」
...小原はナイト・ガウンを着てベッドの端に掛け...
久生十蘭 「復活祭」
...あのとき自分は十二で小原は三十六だった...
久生十蘭 「復活祭」
...ドルを貯めて小原のいるアメリカへ行くつもりだったらしい...
久生十蘭 「復活祭」
...小原の野郎がまた出てきてしきりに口説く...
久生十蘭 「復活祭」
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牧野富太郎 「植物一日一題」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...小原のおばさんに見せて貰っていた...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...でも、まだ後ろを振顧(ふりかえ)れば、八王子、小仏村、小原、駒木根あたりの灯は近く見えて、越えようとするこれから先の山容は、岸々(がんがん)とした難所切所(せっしょ)を目の前に見せている...
吉川英治 「江戸三国志」
...敵の情勢をさぐって帰った勝頼の側衆(そばしゅう)小原丹後(おはらたんご)が息喘(いきせ)いて今朝告げて来たことである...
吉川英治 「新書太閤記」
...奥方」勝頼は、その妻を顧みて、「いま、小原丹後に、馬をいいつけたぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...倶利伽羅峠(くりからとうげ)の左右、鳥越の嶮(けん)、小原、松ヶ根、そのほかの砦(とりで)三十六城に手を加え、また、根城、木舟、森山、益山など十余ヵ所に、新たに山材大石を積んで、防柵(ぼうさく)や矢倉を組み、そのほか国境のいたる所に防ぎを設け、兵をくばり、木戸関門などを加えれば、全部で五十八ヵ所にものぼる待敵点(たいてきてん)を急設して、「このたびこそ、成政に随身(ずいしん)の者にとり、万死一生の戦いなるぞ」と、恐怖的な懸け声のもとに、全土の者を、駆りたてた...
吉川英治 「新書太閤記」
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