...少しずつ国際関係をも尊重するようになり...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...すなわち歴史を尊重する所以(ゆえん)です...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...事実にのみ支配されず人間の感情を尊重するところに詩としての価値もあるのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...漢文を尊重しシナ思想を尊重する儒者の偏見のうけつがれたところがある...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...末広君の独創を尊重する精神は...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...歴史を貫く普遍的な規定を尊重する立場であるが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...こういう民族(?)の一つ一つの民族精神を肯定尊重するものが日本的ファシズムであるとでもいうのであろうか...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...学問に関する限りフランクであることをブルジョア道徳として尊重することにしているのだが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...同時に自由廃業の実質的な自由を多少とも尊重する方針を取ったが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...こうした僧侶階級的な反科学主義(尤も科学主義――ル・ダンテクなどが代表する――は決して尊重するに値しないが)は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...現実の証拠を尊重する...
長與善郎 「青銅の基督」
...彼らは自分の自我をあくまで尊重するような事を云いながら...
夏目漱石 「私の個人主義」
...いつもならその意向を大いに尊重するのだが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...何時しか安全よりもタイム・テイブルを尊重する風が助長されていたということだけで...
牧逸馬 「運命のSOS」
...尚いっそうそのものを尊重するマゾヒスティックな読者が...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それがお互いを尊重することなんだ」「――おれには自分に出来ることしか出来ない」高雄は自分に云うように云った...
山本周五郎 「つばくろ」
...「個性を尊重するためにはすべてを打ちこわしても構わない」というような声を...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...他の幸福を尊重することや...
吉川英治 「折々の記」
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