...尊体を傷つけるような発言は控えましょう...
...彼女は自分の尊体を守るために必死になっていた...
...尊体に対する信仰心が厚い人が多い...
...尊体の死を悼む声が上がった...
...この美術展は尊体美をテーマにしている...
...必定(ひつぢやう)遠からず御主『えす・きりしと』の御尊体をも拝み奉らうずる...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...いまだ尊体を顕し玉わず...
芥川龍之介 「るしへる」
...DS の尊体を拝し...
芥川龍之介 「るしへる」
......
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...平伏して「つつがなき御尊体を拝し――」と...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...お由羅は、暫く眼を閉じて、何か念じていたが「南無、金剛忿怒尊、御尊体より、青光を発して、寛之助の命をちぢめ給え」と、早口に、低く――だが、力強くいって「相(そう)は?」と、叫んだ...
直木三十五 「南国太平記」
...それで与八、出来上ってからここで開眼供養(かいげんくよう)というのをやって、それから大菩薩峠の頂へ安置(あんち)する」「なるほど」与八はしきりに感心をして、「その時は、方丈様、俺がこのお地蔵様を峠の天辺まで背負(しょ)って行ってやるべえ」「そいつは面白い、この石も、お前に担(かつ)いで来てもらったのだから、御尊体も、お前に持って行ってもらうことにしよう」「有難え、有難え、そうすると、俺も功徳(くどく)になる」「結構結構、南無延命地蔵大菩薩(なむえんめいじぞうだいぼさつ)、おん、かかか、びさんまえい、そわか――」「方丈様」「何だ」「あの地蔵様の歌のつづきを教えてもらいてえ」「和讃か」「西院河原地蔵和讃(さいのかわらじぞうわさん)、空也上人御作(くうやしょうにんおんさく)とはじめて――これはこの世のことならず、死出(しで)の山路(やまぢ)の裾野(すその)なる、さいの河原の物語、聞くにつけても哀れなり、二つや三つや四つ五つ、十にも足らぬみどり子が、ここまで覚えたからその次を」「よしよし、わしが唱(とな)えるから、あとをつけろや」東妙和尚は石鑿(いしのみ)を地蔵の御衣のひだに入れて直しながら、さいの河原に集まりて、父こひし、母こひし、こひし、こひしと泣く声は、与八はあとをつづけて、さいの河原に集まりて、父こひし、母こひし、こひし、こひしと泣く声は、和尚は先へ進んで、この世の声とはことかはり、悲しさ骨身(ほねみ)を透(とほ)すなり、「方丈様、なんだか悲しくなっちまった」与八の眼には涙がいっぱいです...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかさま当時は鉛筆にて地蔵尊の尊体に記されてはありぬ...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...御尊体を別室までお運び願いました次第...
吉川英治 「江戸三国志」
...まだご尊体(そんたい)にはなんのご異状(いじょう)なく...
吉川英治 「神州天馬侠」
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