...足を踏み入れた寸間に、猛烈な雨が降り始めた...
...寸間でも倒れるんじゃないか心配だ...
...寸間考えた末、新しいスマートフォンを買わないことに決めた...
...彼は寸間も怒るところがないという評判を持っている...
...細かい寸間まで気を配ることが、彼女の料理の秘密の一つだ...
...「つくつく法師は、いやな蝉ですね」男はそう言い、一寸間をおいて、「私はね、あの蝉は苦手なんですよ...
梅崎春生 「桜島」
...」一寸間があった...
豊島与志雄 「足」
...」そして一寸間を置いた...
豊島与志雄 「公孫樹」
...一寸間があった……のは...
豊島与志雄 「月明」
...一寸間があった...
豊島与志雄 「黒点」
...一寸間を置いてから歩廊に出た...
豊島与志雄 「小説中の女」
...一寸間を置いてから事もなげに答えた...
豊島与志雄 「反抗」
...」一寸間を置いてから早口に云い初めた...
豊島与志雄 「古井戸」
...互に相手の意味を理解するのに一寸間がかかった...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...それから一寸間を置いた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...そして一寸間が途切れると...
豊島与志雄 「理想の女」
...寸間の時を措くことすらゆるさぬ気持に迫ってもいる...
吉川英治 「江戸三国志」
...船が纜(ともづな)を解くまでの寸間に...
吉川英治 「三国志」
...機は寸間に過ぎるものだし...
吉川英治 「新書太閤記」
...その寸間に触れ合った...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝家は、寸間、馬をとめて、側(かたわ)らの者の手から、生涯の思い出多き――鬼柴田の名と共に今日まで陣営に掲げて来た――金箔捺(きんぱくお)しの御幣の馬簾(ばれん)を自身の手に取って、「それよ、勝助...
吉川英治 「新書太閤記」
...寸間も休まらないというような恐怖をどきどきと潜(ひそ)ませているようだ...
吉川英治 「八寒道中」
...(よし!)と、八弥はすぐに足を向け直したが、その寸間に、もう先に見えた女はどこにも姿が見えないのであった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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