例文・使い方一覧でみる「外し」の意味
スポンサーリンク...妙に自分を除外して... 
泉鏡花 「薄紅梅」
...博士が座を外したときに卓子（テーブル）の上にある博士の手帳をソッと覗いて...
海野十三 「地球盗難」
...裸男携へたる竹のステツキの栓を外し...
大町桂月 「粕壁夜行記」
...どうせ俺は上海へ乗りこんでくつもりだからな」ロクは案外しゃあしゃあと...
高見順 「いやな感じ」
...勝手に縁側の雨戸を引き外し...
谷崎潤一郎 「秘密」
...案外しつくりと云ふに云はれぬ掛心持（かけごこち）があると見えて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...しかるに実際物体を落す場合に完全な真空で完全に他の力を除外して実験する事はなかなか面倒である...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...弥次郎兵衛と喜多八が名古屋を除外したからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...座興半ばで席を外して...
中里介山 「大菩薩峠」
...春さんも襷を外して兩手の先に絡みながら時儀をする...
長塚節 「菜の花」
...枕を外して右を向いたり左へ動いたりした...
夏目漱石 「道草」
...嚴重な雨戸の締りを外して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...襷（たすき）を外して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手袋を外して彼のために別れの握手をとりかはした女は……...
原民喜 「火の唇」
...しばらくこの場を外してはくれまいか...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...それは前記のとおりジャーナル一般が戯曲を疎外しているためもあるが...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...解剖実習の時カフスを取り外したまま忘れて会に出席したりすることは挙ぐるに暇がないくらいである...
森於菟 「放心教授」
...忠孝二つを踏み外しては...
吉川英治 「茶漬三略」
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