...彼は狡智を働かせて、一石二鳥の策を成功させた...
...狡智を持って行動すると、周囲から嫌われるかもしれない...
...彼女は狡智を用いて問題を解決した...
...狡智を働かせることも大切だが、正直さも忘れずに...
...狡智を使って得た利益は一時的で、後々不利益を招くこともある...
...狡智(こうち)となり...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...話は昔の中国の偸盗(ちゅうとう)説話に繋(つなが)るような狡智をきわめた手段を用いたもので...
岩本素白 「こがらし」
...私はあの手紙の一行々々に狡智(こうち)の限りを尽してみたのです...
太宰治 「斜陽」
...私はあくまで狡智佞弁(こうちねいべん)の弟になって兄たちを欺いていなければならぬ...
太宰治 「東京八景」
...かくも狡智(こうち)な犯罪を企図した...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...つづいて銅といふぐあひで狡智なヨーロツパ商人どもに乘ぜられて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...悪魔はなんという狡智を弄していることでしょう...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...狡智(こうち)で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...またヘーゲルが「理性の狡智」と云つた如く...
三木清 「歴史哲學」
...宏量と狡智とを兼ねて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...新たに生れた狡智のために彼は均衡と抑制を身につけた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...体力と獰猛さと狡智がエスキモー犬に匹敵した...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...生涯の最後とばかりに彼は激情が狡智と理性の地位を奪うにまかせた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...やりおりそうな狡智(こうち)ではある!」とも罵ッた...
吉川英治 「私本太平記」
...ゆとりと狡智(こうち)なのだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それを大野の狡智(こうち)である...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...狡智(こうち)に長(た)けた老獣(ろうじゅう)が...
吉川英治 「平の将門」
...狡智(こうち)に長(た)けたその卑怯者を斬り撲(なぐ)った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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