...もう直ぐ寢ませう...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...常陸の新治(にいはり)・筑波(つくば)を過(す)ぎて幾夜(いくよ)寢(ね)たか...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...門番は寢衣姿で出て來て...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...博士と寢臺との間に立ちふさがつた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...耳を立てるとお霜婆さんの鼾の外に照ちやんの幽かな寢息も聞えた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...春三郎が醫局に行つてゐる間看護婦は文太郎の寢臺の裾に椅子を置いて暫く容子を覗つてゐたが先刻來に引較べ餘り靜かになつたので欠(あく)びを催した...
高濱虚子 「續俳諧師」
...今朝に限つて大寢坊だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...居間にも寢部屋にも使つて居る...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一と晩寢つかれない時は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の女房のお篠(しの)――これは娘に死なれて氣を落して寢てゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その晩だけ陰氣な階下(した)の部屋に寢て居たので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の胴體は寢臺の上に横はつて居ます...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...もつと河上へ行かう……」「競爭しませうか?」「生意氣云つてる……お母さんはどうしてる?」「晝寢なさいますんですつて...
林芙美子 「多摩川」
...薯のふかしたの食つてごろりと寢るだけだから...
林芙美子 「なぐさめ」
...よく眠つてゐる子の寢姿をみて...
林芙美子 「濡れた葦」
...寢臺(ベッド)の上に起きたり...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...かんさんは二階の父親の寢室には...
室生犀星 「渚」
...これで今夜からよく寢られます」いかに...
吉川英治 「折々の記」
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