...お八重が寝返りをして此方へ顔を向けた...
石川啄木 「天鵞絨」
...ちよつとした風にもすぐ寝返りをうつて...
薄田泣菫 「独楽園」
...「君はまた寝返りうったんだね...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...素速く寝返りを打ったのだ...
太宰治 「駈込み訴え」
...あすはどの手で投げてやろうと寝返り打って寝言(ねごと)を言い...
太宰治 「新釈諸国噺」
...一心になッて聞き惚れていた)「ト噺(はなし)をして聞かしても」ト「ヴィクトル」は寝返りを打ッて...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...オブローモフは静に寝返りをして仰向になる……...
豊島与志雄 「意欲の窒息」
...彼は横に寝返りをして...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...幾度も寝返りをする...
豊島与志雄 「春」
...寝返りも出来ない様に窮屈になる...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...夜の色となる、寝返りの時、眼まひがする...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...苦しそうに寝返り打って起き直ろうとした圓生が自分の枕許に「お師匠さまへ...
正岡容 「小説 圓朝」
...私は寝返りを打つ事も出来ず...
松永延造 「職工と微笑」
...「おふくろが寝返りをうつまで...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...もぞもぞと寝返りをうった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...どうにも寝つかれない寝返りを...
吉川英治 「私本太平記」
...「……なんの、寝返り者が」と、蔑視(べっし)のお心すらなくはない...
吉川英治 「私本太平記」
...ドーブレクはこの時寝返りを打ったらしく...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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