...わきで寝返りなさるから...
泉鏡花 「女客」
...ごっそりと寝返りを打って...
高見順 「いやな感じ」
...寝苦しい寝返りを繰り返してゐるうちに...
種田山頭火 「其中日記」
...」加世子が寝返りした...
徳田秋声 「縮図」
...寝返りをしてみた――いつのまにか枕をして褞袍を着ていた...
豊島与志雄 「月明」
...こんどはまたクルリと元の方へと寝返りを打っての高いびきです...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲野さんは寝返りを打つ...
夏目漱石 「虞美人草」
...どうか吠えてくれればいいと寝返りを打って仰向(あおむ)けになる...
夏目漱石 「琴のそら音」
...しきりに寝返りを打つ...
夏目漱石 「三四郎」
...寝返りを打っているうちに...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...それに今頃になって寝返りを打って...
火野葦平 「糞尿譚」
...寝返りを打ち、ジェシの語る驚愕の話を聞いて、顔が青ざめた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...私は寝返りを打つ事も出来ず...
松永延造 「職工と微笑」
...幾たびも寝返りをしながら...
山本周五郎 「菊屋敷」
...「その方面は、寝返りの将、千葉貞胤が新田に付いて、金沢の爺の息子、武蔵守貞将を破り、はや金沢街道を塞(ふさ)ぎ止めたというではないか」「は...
吉川英治 「私本太平記」
...「裏切り者をやるな」「神明砦(とりで)の寝返りぞ」「同士打ちすな...
吉川英治 「新書太閤記」
...――いや、それ以上にも、秀吉がおそれたのは、勝入父子に、不平をいだかせておくと、老獪(ろうかい)な家康が、かならず手をまわして、寝返りの誘惑を、かれら父子に伸ばしてくるにちがいないと、思われることだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「ううむ……」と、寝返りを打って、あぶなく、板束の上から、転がりかけて抱きついた...
吉川英治 「無宿人国記」
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