...彼は過去の過ちを寛恕してくれた...
...寛恕の心を持つことは大切だ...
...関係修復のためには、寛恕が必要だ...
...彼の寛恕によって、私は救われた...
...政府は犯罪者にも寛恕の措置を取るべきだ...
...昔は一国の帝王が法王の寛恕(かんじょ)を請うために...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...特に神学者や哲学者らを寛恕すべき点があるとすれば...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...「寛恕(かに)して頂戴よ」という優しい声が聴える...
岩野泡鳴 「耽溺」
...信仰によって永島の心には焦躁にかわって寛恕が宿り周囲を眺める目がちがってきた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...このたびの失態は御寛恕のほどを願はしく存じます...
太宰治 「右大臣実朝」
...右の事情を御賢察のうえ御寛恕(かんじょ)下さい...
太宰治 「虚構の春」
...或いは寛恕(かんじょ)と言い...
太宰治 「惜別」
...御寛恕(ごかんじょ)を乞(こ)う次第だ...
太宰治 「鉄面皮」
...この際おり入って将校諸君の寛恕を願いたいことは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...読者の寛恕を希望する...
津田左右吉 「歴史の学に於ける「人」の回復」
...いくぶんの寛恕(かんじょ)をもってこれに臨むということもできるかもしれない...
寺田寅彦 「破片」
...讀者諸君の寛恕を願つて書く――昭和五年新潮社刊行『現代詩人全集』第二卷中に(これも實は是非書けと迫られて)自傳一ページを書いた...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...学問の公共性からいって多少とも寛恕されることだと思っての申し出でだったのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...嘆息を交えた寛恕(かんじょ)の念も起って来た...
夏目漱石 「明暗」
...おほよそ造語はその既往の歴史を以て人の寛恕を得べき權利なきものなれば...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...寛恕と慈悲とをもってすればどれほどの名誉と衆望と同情とを収めることができるかを語り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...編集部は寛恕され...
吉川英治 「随筆 新平家」
...だから彼は日乗の乱暴を寛恕すると共に...
和辻哲郎 「鎖国」
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