...』客『どうも寒鮒は特別ですね...
石井研堂 「元日の釣」
...昭和時代藪(やぶ)の穂に村火事を見る渡舟(わたし)かな昭和二年一月藪の池寒鮒釣(かんぶなつり)のはやあらず昭和二年一月二十日 発行所例会...
高浜虚子 「五百句」
...私も、上林氏と一緒なので、それが、とくに心強く、それに、――これは記名投票なのだから、公表しても差し支へ無いと思ふが――私の眞劍の一票は、上林氏の寒鮒に、いれて在るのだから、私のよろこびも二重になつてゐたのである...
太宰治 「當選の日」
...……○独り言○或る問答○濁酒○忘れられない人物○貰ひ水○寒鮒○情熱○放心○持味○その犬○郵便○生地に生きる○老境○句作三昧○酒○年越○お正月十二月八日今日もまた曇天...
種田山頭火 「其中日記」
...水に放つと寒鮒はぴち/\生きかへる...
種田山頭火 「其中日記」
...寒鮒と馬肉とを貰うて戻る...
種田山頭火 「其中日記」
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種田山頭火 「草木塔」
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種田山頭火 「草木塔」
...千住(せんじゅ)の名産寒鮒(かんぶな)の雀焼に川海老(かわえび)の串焼(くしやき)と今戸(いまど)名物の甘い甘い柚味噌(ゆずみそ)は...
永井荷風 「妾宅」
...寒鮒(かんぶな)が良いさうで」「待つてくれよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大利根(おおとね)すじへ寒鮒(かんぶな)を釣りに行くといって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...のほほんと寒鮒をせせっているのに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
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前田普羅 「普羅句集」
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