...折からの寒さを凌ぐために着てゐた外套を脱ぎ捨てゝ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...すっぽりと被るのが、寒さを凌ぐより、半分は見得で、帽子の有無(ありなし)では約二割方、仕立上りの値が違う...
泉鏡花 「薄紅梅」
...足下等の国では火というもので寒さを凌ぐのかは知らんが...
大杉栄 「獄中消息」
...八つ山下の茶屋をんな寒さを凌ぐ茶碗酒とかの投げ節の作者の材ともなつたのであらう...
正岡容 「山の手歳事記」
...降りつむ雪をよけまた寒さを凌ぐために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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