...先づ寒さしのぎにとて...
大町桂月 「足柄の山水」
...寒さしのぎみたいに...
高見順 「いやな感じ」
...ふだん飲まない燗酒(かんざけ)を寒さしのぎに...
永井荷風 「雪の日」
...ふだん飲まない燗酒を寒さしのぎに...
永井荷風 「雪の日」
...あの中で釣るのは寒さしのぎにはなるであらうが...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...実はこれから、くつろいで、寝酒をと思うたところだが、寒さしのぎ、ひと口つき合ってまいられぬか?」――ふうむ、こいつ、変な気持を起しやがったな――男ッて奴あ、どいつもこいつも何てのろ助ばかりなんだろう――島抜け法印は、谷中の寺にいるばかりじゃあねえ、ここにもいたよ――二本差しなだけで、この男も、あのいが栗とちっとも違やしない...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...村民たちが寒さしのぎに飲んでいた酒瓶(さかがめ)が幾つも開けてある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...寒さしのぎに一合取った...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お寒さしのぎに」お次はそこへ酒を出しておいてから...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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