...讀者(どくしや)はその山容(さんよう)として富士形(ふじがた)の圓錐形(えんすいけい)を想像(そう/″\)せられるであらうが...
今村明恒 「火山の話」
...いづれも富士形(ふじがた)の單式火山(たんしきかざん)であつて...
今村明恒 「火山の話」
...富士形に突起するもの二つあり...
大町桂月 「沖の小島」
...そこには小さな玩具(おもちゃ)のような三寸位の富士形をした微白(ほのじろ)い物があった...
田中貢太郎 「春心」
...生際(はえぎわ)の富士形になった額が狭く...
徳田秋声 「あらくれ」
...富士形の黒帽子を冠(かぶ)り...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...富士形の黒帽子を冠り...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...富士形、ひょうたん形に至っては、われわれ雅人と称するともがらには要なき俗手洗いである...
室生犀星 「庭をつくる人」
...桜島のように全島が富士形の火山だ...
横光利一 「欧洲紀行」
...富士形になだれたのどかな様子が今の彼には似合っている...
横光利一 「夜の靴」
...どろりとした青い水面に、富士形の編笠と、丸べりの笠と、前髪の半身の影が、足につれて浮いてゆく...
吉川英治 「江戸三国志」
...四方へ富士形にながれている屋根勾配(こうばい)は...
吉川英治 「江戸三国志」
...青い富士形の編笠に紅紐(べにひも)をつけて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...青い富士形の藺笠(いがさ)が見えた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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