...彼の説明は不充分だったので、私たちは理解できなかった...
...対策の不充分さにより、問題が再発した...
...不充分な支払いをしていると信用度が下がる可能性がある...
...彼の肩書はあるが、経験が不充分であると判断された...
...不充分なデータでは正確な予測ができない...
...語学力が不充分で...
石原莞爾 「戦争史大観」
...調査不充分だぞ...
海野十三 「少年探偵長」
...日本の不充分なる言葉...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...仮に先年南アフリカに紛騒のあった際に、万国連合高等裁判所がトランスバールは英国に属するが正当であると宣告したと想像してみるに、ボア人がつつしんでこれを承認するであろうか、人口は少なく、資力も不充分で、必ず負けることが明らかに知れていても一戦争せずには決してすまされぬに違いない...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...不充分ながらもこれを除いては他に良法は決してない...
丘浅次郎 「民種改善学の実際価値」
...極めて不充分なるを免れぬ...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...今も休みは不充分であり...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...一店だけでは不充分だなどということは...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...其代り諸君にも幾らか既往の損害もあることであるから是は不充分ながら取つて呉れろと言ふから...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...ある食物が鳥の食欲を刺激してそれを獲得するに必要な動作を誘発しうるためには単に嗅覚(きゅうかく)の刺激ばかりでは不充分であって...
寺田寅彦 「とんびと油揚」
...証拠不充分と云うので放免された...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「入院患者」
...一応(だが無論初めから不充分なのではあるが)イデオロギーの存在を承認しながら(何となれば社会学者は必ずしもイデオロギーの概念を充分に承認するとは限らない)...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...自然科学的法則概念の理解の不充分さである...
戸坂潤 「科学方法論」
...却って必要ではあるが併し不充分な規定の参照として私がシミアンから引例したものに他ならぬ)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...文学の美学乃至芸術学的な観念としては不充分だと云わねばなるまい...
戸坂潤 「読書法」
...それには我々の工場内部のみの意見では不充分であり...
豊田喜一郎 「乘用車發表に際して」
...予算の裏づけにおいていまだ不充分の感はあるが...
中井正一 「「焚書時代」を脱却」
...その彼の意図は不当ではなかったにもかかわらず、なお、当時の彼の、伯父に対する見方は、不充分でもあり、また、誤ってもいたようである...
中島敦 「斗南先生」
便利!手書き漢字入力検索