...彼女の仁慈な心が彼女を愛される人物にしています...
...我々は彼の仁慈な態度に感謝しています...
...彼女は家族や友人たちをいつも仁慈に支えています...
...地震被害者のために、多くの人たちが仁慈な献金をしています...
...家庭教師は生徒に対して丁寧で仁慈な指導をしています...
...吾人が吾人の標準に從つて「讀まざる人」を決定することは決して天帝の仁慈を妨ぐる結果には立至らない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...殿下の御仁慈を感泣している...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...民衆に対して仁慈なれということを考えられ...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...店主の仁慈(なさけ)で...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...皇太后樣の御仁慈の深き御思召しを偲びまつつて...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...尊しやみじろぎもせで大御母かたゐのむれをみつめ給ひき臨終の感謝の祈り御仁慈の碑の後に禮拜堂...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...神が仁慈をきざんだその顔の上に勇武をきざみつけてる大きな傷痕(きずあと)をながめた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...仁慈博愛の武士であって...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...上の御仁慈(ごじんじ)をうけつがぬことはないはず...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...例令(たとひ)力が消え失せた時でも仁慈の徳は永劫に輝いて居ります...
牧野信一 「悲しき項羽」
...御仁慈の深い君にお別れしてどんなに多数の人が悲しんだかしれない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...古(いにしへ)より英明の主、威徳宇宙に溥(あまね)く、万国の帰嚮(ききやう)するに至る者は、其胸襟(きやうきん)闊達(くわつたつ)、物として相容(あひい)れざることなく、事として取らざることなく、其仁慈化育の心、天下と異なることなきなり...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...その人みずからの力量により・またその人の大勢の兄弟の間に常に変りなく見られる才能と仁慈とのために・ひろくフランス国民の尊敬をうけている一人の殿様*から勧められてのことであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「丞相(じょうしょう)の威名と、仁慈は、河北においてこそ、あまねく知られておりますが、――この地方の民心はただ恐れることだけを知って、その仁愛も、丞相を戴(いただ)く福利も知りません...
吉川英治 「三国志」
...宏大なご仁慈を垂れ給って...
吉川英治 「親鸞」
...「小楠公(しょうなんこう)の仁慈(じんじ)は...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ああ、老公のご仁慈も、かかる結果を見ては、お恨めしい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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