...彼女の仁慈な心が彼女を愛される人物にしています...
...我々は彼の仁慈な態度に感謝しています...
...彼女は家族や友人たちをいつも仁慈に支えています...
...地震被害者のために、多くの人たちが仁慈な献金をしています...
...家庭教師は生徒に対して丁寧で仁慈な指導をしています...
...吾人が吾人の標準に從つて「讀まざる人」を決定することは決して天帝の仁慈を妨ぐる結果には立至らない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...しかるに日露戦争については「この前の戦争の時に於ける日本軍の正義と仁慈が謳歌され...
石原莞爾 「戦争史大観」
...このえせ総裁のえせ仁慈のえせ偽善者の世にも恐ろしい食わせ者の...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...御惠の森に御仁慈を二十九日午後一時二十四分...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...皇太后の御仁慈に感泣ゆるやかな鐘の音が...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...彼は神の造られし万物に対して仁慈であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...神が仁慈をきざんだその顔の上に勇武をきざみつけてる大きな傷痕(きずあと)をながめた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...異常な仁慈の心の主君の死に対して...
直木三十五 「南国太平記」
...古(いにしへ)より英明の主、威徳宇宙に溥(あまね)く、万国の帰嚮(ききやう)するに至る者は、其胸襟(きやうきん)闊達(くわつたつ)、物として相容(あひい)れざることなく、事として取らざることなく、其仁慈化育の心、天下と異なることなきなり...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...文化人の表皮……博愛仁慈...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...×祖宗宏遠の遺徳、世界博大の新智を御身一つに集めさせ給ひ、仁慈にして英明、威容巍巍と若やかに、天つ日を受けて光らせ給ふ陛下、ああ地は広けれども、何処(いづこ)ぞや、今、かゝる聖天子のましますは...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...何とぞ御仁慈を以て...
吉川英治 「江戸三国志」
...しかしご仁慈(じんじ)の篤(あつ)いお心より...
吉川英治 「黒田如水」
...「丞相(じょうしょう)の威名と、仁慈は、河北においてこそ、あまねく知られておりますが、――この地方の民心はただ恐れることだけを知って、その仁愛も、丞相を戴(いただ)く福利も知りません...
吉川英治 「三国志」
...のみならず、こんどの旅行中、諸州のうわさを聞いても、彼は仁慈、寛厚、まれに見る長者であると、一世の人望を得ています」「だが、その劉玄徳とは、今日までなんの交渉も持っていない...
吉川英治 「三国志」
...魏の仁慈を蜀軍のうちに云い触らしめたほうがよい」司馬懿(しばい)は惜し気なく捕虜を解いて放した...
吉川英治 「三国志」
...稀有(けう)な御仁慈ではあると...
吉川英治 「新書太閤記」
...(三斎公様のお仁慈は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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