...彼女の仁慈な心が彼女を愛される人物にしています...
...我々は彼の仁慈な態度に感謝しています...
...彼女は家族や友人たちをいつも仁慈に支えています...
...地震被害者のために、多くの人たちが仁慈な献金をしています...
...家庭教師は生徒に対して丁寧で仁慈な指導をしています...
...吾人が吾人の標準に從つて「讀まざる人」を決定することは決して天帝の仁慈を妨ぐる結果には立至らない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...しかるに日露戦争については「この前の戦争の時に於ける日本軍の正義と仁慈が謳歌され...
石原莞爾 「戦争史大観」
...仁慈の眼(まなこ)を僕にそそいでくれるごとに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...民衆に対して仁慈なれということを考えられ...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...店主の仁慈(なさけ)で...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...皇太后陛下の御仁慈...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...今や世界に比類なき 皇太后陛下の御仁慈...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...陛下に仁慈の御心がなかったか...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...御仁慈の深い君にお別れしてどんなに多数の人が悲しんだかしれない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...又已に長じた木を蘭軒に贈つた「清淡且仁慈」なる斎藤氏の其名字を留めざるを憾(うら)む...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...又は博愛仁慈の光明...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...御仁慈によろこび...
吉川英治 「大岡越前」
...お湯殿において」「明け方、殿のご仁慈で、つかれた者は一睡せよと、ありがたい仰せがあったこと故、休息の事は、まあ不問にいたしおくも、髯を剃ったり、顔を洗ったり、洒落(しゃれ)のめして出てござるとは、いったいどういうご量見か...
吉川英治 「黒田如水」
...「今上(きんじょう)の仁慈...
吉川英治 「三国志」
...温厚仁慈、むしろ引っ込み思案のひとといわれている玄徳が、かくまでの壮語を敵国の使者へ云い放ったためしはない...
吉川英治 「三国志」
...ひろい御仁慈(ごじんじ)となってくだされたらと...
吉川英治 「新書太閤記」
...まことに御仁慈のこもった御命ではありますが...
吉川英治 「新書太閤記」
...仁慈に富んだ人物である...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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