...意富祁(おほけ)の命一二...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...そしてそれのみが豊富で標準的なものである言葉を忘れてしまう危険がある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それは貧富にかゝはらない...
種田山頭火 「行乞記」
...裏見の荒澤の谷からその岸を縫つて栗山へと通じてゐる富士見越の路...
田山花袋 「日光」
...田園の 390富一齊に碎き去る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「ねえ!」暫くして富子はほっと息をした...
豊島与志雄 「囚われ」
...懷徳堂の規約を作つたのは道明寺屋吉左衞門(富永芳春)といふ人であるが...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...そんな事を考えながら、大方洗い了った刀の水を切って、フト振り返ると、何時の間に障子が開いたか、件(くだん)の秋山彌十は、縁側に半身を出して、日頃の愛嬌笑いを口辺に浮べながら、「富山氏、いや、とんだ災難であったな、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」事件の展開の可笑(おか)しさに、慰めの言葉が、思わず存分な笑いになってしまったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「富山さん、刀は、縁側から行かなくたつて、庭へ投り出せるぜ」「馬鹿なことを言へツ」「そんなことは、誰にだつて出來るぜ――馬鹿でなきや」「?」「釣竿が一本ありや、樂なものさ」「何んだと小僧、お前は何を言ふ積りだ」富山七之助は顏色を變へました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「富める者は、その持たざる物をも與へられ、貧しき者は、その持つ物をも奪はる」と耶蘇が言つた聖書の言葉は、人生のどんな場合にも眞實である...
萩原朔太郎 「夢」
...富岡の現在には容易なものはないのだ...
林芙美子 「浮雲」
...富と人口の増大というこの一時的利益は(これが実際に実現したと仮定して)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それを持ち帰って大いに富む...
南方熊楠 「十二支考」
...心祝のわけで私が去年の秋富ちゃんのゴタゴタのとき送って上げた旅費20かえして下さいました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この宝物(たからもの)の力にてその家やや富有になりしに...
柳田国男 「遠野物語」
...富はかくて、それが購買し得る労働量によっては測定され得ないのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...もしその鉱山がかなり豊富であるならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...今日の船の上の富士もよかった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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