...私がカンカン寅に代って...
海野十三 「疑問の金塊」
...カンカン寅の奴、後でそれを分析してみて、一匁(もんめ)の黄金(きん)も出てこないときには、どんな顔をすることだろうか...
海野十三 「疑問の金塊」
...その寅太郎の遂(つい)に自白したところによると...
海野十三 「蠅」
...七月十三日金虚子先生○明治四十一年七月二十三日(封書)拝啓 別封「花物語」は寅彦より送り越し候もの...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...後「寅次郎」と改む...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...寺田寅彦(てらだとらひこ)先生の随筆がその典型的なものである...
中谷宇吉郎 「科学と文化」
...寺田寅彦先生の助手をしていた頃からのことである...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...その晩は葛西のお寅の親元...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「寅吉さんを縛った三つ股の親分さんにはお気の毒ですが――」「…………」兼松の眼は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...命がけで寅五郎を怨んでいる者はうんとある...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ところで一寢入りして出かけようか」平次は寅吉の家へ泊り込みましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...寅造はその内部へ入る...
久生十蘭 「魔都」
...斎藤寅次郎の馬鹿々々しい笑ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...方角は寅(とら)と卯(う)の境あたりに取った...
本庄陸男 「石狩川」
...『唐書』にキルギス国では十二物で年を紀して寅年を虎年という...
南方熊楠 「十二支考」
...丙寅三號五葉裏に黒井君は『南方熊楠氏は毘沙門の名號に就てと題して曰く「此神...
南方熊楠 「再び毘沙門に就て」
...文政庚寅八月嫁来」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...また同郡江崎村の条「うそ越の岬より六町ほど沖寅卯の方に当りて中ぐりと申す瀬ばえ...
柳田國男 「地名の研究」
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