...此中に充積する商品は皆日本の文明に寄与する糧であった...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...凡そ何に由らず社会に存在して文明に寄与するの成績を挙げ得るは経済的に独立するを得てからである...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...これもこの国の季節的景観の多様性に寄与するところがはなはだ多い...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...国語学の国語教育への寄与する点を明かにせられた...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...それが敬語の正しい使用といふ言語的実践に寄与するためよりも...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...そして個人の歴史的運動に寄与するものこそ個人の性格でなければならない筈だからである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...この歴史的運動に寄与するものが自己の...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...歴史的運動に寄与する処の...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之等のものが多くは技術の跛行的な発達に寄与する処のものであって...
戸坂潤 「技術の哲学」
...又は終局に於て寄与するにしても...
戸坂潤 「思想としての文学」
...新短歌が民族詩歌の発展に寄与する所は少ないであらう...
中原中也 「新短歌に就いて」
...人の魂に寄与する力は同日をもって語ることは出来ない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...とても多く寄与するであろう区別から始めよう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...殺児の認容は一般に一国の人口増加に寄与する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...将来の文学に寄与するという風な...
宮本百合子 「「現代日本小説大系」刊行委員会への希望」
...それは極めて有力に貨物量従って享楽品の数量を増加するに寄与するとはいえ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...けだしこれらの物は一般的豊富従ってまた一般的幸福に寄与するとはいえ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...インドに於ける植民地経営には寄与するところはなかったのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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