...第四階級に何者をか寄与すると思ったら...
有島武郎 「宣言一つ」
...こういう理論はいわゆる fecund な理論でありそれに花が咲き実を結んで人間の文化に何物かを寄与する...
寺田寅彦 「備忘録」
...どのやうに国語教育に寄与するかを具体的に示さうと思ふのである...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...そしてこの歴史的運動――それは自己解釈(自覚)乃至自己待遇(行為)として現われる――に寄与するものとして自己の性格を意識しているのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...この本文が何を寄与するかを覚ることにある...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...少しも現実的に寄与することを得ない...
戸坂潤 「科学方法論」
...之等のものが多くは技術の跛行的な発達に寄与する処のものであって...
戸坂潤 「技術の哲学」
...又は終局に於て寄与するにしても...
戸坂潤 「思想としての文学」
...其の外交上に寄与するの利益は甚だ偉大ならむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...公が如何なる新観察を齎し来りて国民に寄与するや否やに非ずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...もともと正直を知っている寒川鼠骨氏も何か寄与する所があり...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...しかも気象学の根本問題に寄与する問題である...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...間接に日本のなにかに寄与することになるのですから...
久生十蘭 「キャラコさん」
...とても多く寄与するであろう区別から始めよう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...「新青年」の発展に寄与するところ多かったことは...
森下雨村 「三十六年前」
...少しもそれに寄与するところがないと思っていたからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...寄与するのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...また日本人の探究心に寄与することのないものであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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