...僕 自己弁護は容易ではない...
芥川龍之介 「闇中問答」
...これは中々容易ではない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...人を殺すのも容易ではないと考える...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...今の時代では了解するのに容易ではないほどの不人情な思いやりのなさで...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...しかしそれを分析して明確な解説を与えることは容易ではないのである...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...一行書くすら容易ではない...
夏目漱石 「艇長の遺書と中佐の詩」
...これ以上は持ちこたえることが容易ではないのです...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...真実の翼が出来て1090出合うと云うことは容易ではない...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それは容易ではないだけでなく...
柳田国男 「こども風土記」
...決して容易ではない...
吉川英治 「上杉謙信」
...彼をひき入れることは容易ではないと思った...
吉川英治 「三国志」
...数正に会うことだけでも容易ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...諸所に、かすかな紙燭(ししょく)をともして、身まわりの品をまとめた幾ツもの行李(こうり)を、侍に渡しては、そっと、馬の背に積むやら、数正の妻を始め、息女(むすめ)や、侍女(こしもと)たちが、各、身がるな旅支度を急ぎおうていたり、また台所では、三、四十人前もの弁当をこしらえて、これも侍たちで背負い分けるやら、この大家族が遠国へ夜逃げ同様に立(た)ち退(の)くためには、いくら事前に、手廻しよく準備しておいても、いざとなると、容易ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...わけて将軍家には、大奥の花にも見飽いてもおられようし、その眼にかなう程なとなると、容易ではない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...――いやもう、ここまで運ぶには、容易ではない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...容易ではないがの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...それの正確な尺度を見出すことは容易ではない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...といって自己表現に役立てるほど外国語に習熟することも容易ではない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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