...半ば渡りて立止り、欄干に倚(よ)りて眺むれば、両岸の家々の火、水に映じて涼しさを加え、いずこともなく聞く絃声流るるに似て清し...
饗庭篁村 「良夜」
...水路の両側に家々の聳(そび)えたどこか西洋の風景画である...
芥川龍之介 「少年」
...と穢(きたな)らしい子供等が家々から出て来て...
石川啄木 「天鵞絨」
...殊に今もしみじみと哀(あわれ)を覚えるは、夕顔の巻、「八月十五夜、くまなき月影、隙(ひま)多かる板屋、残りなく洩り来て」のあたり、「暁近くなりにけるなるべし、隣の家々、あやしき賤(しづ)の男(を)の声々めざましく、あはれ、いと寒しや、ことしこそ、なりはひに頼む所少く、田舎のかよひも思ひがけねば、いと心細(ぼそ)けれ、北殿(きたどの)こそ聞き給へや」とあるには、半蔀几帳(はじとみきちょう)の屋内より出でて、忽ち築地(ついじ)、透垣(すいがい)の外を瞥見(べっけん)する心地する...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...ニューバーンでこの小川は家々からの開放排水路や道路排水路の内容を受け取っていた...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...最も古く最も善い書物は自然にそして正当にすべての家々の棚にのせられる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...細かく建て込んでいる両岸の家々の...
谷崎潤一郎 「秘密」
...家々は低く屈むような長屋根をいただいていて...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...牛はみんな牛小屋に入れられ、家々では、男も女もごちそうを楽しんでいました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...永井家々督相續の屆を一年前から出してあるので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御本体は彼方此方の家々の前に御輿を据えて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...焼かれた家々の火は雨が来るまでくすぶり烟(けむ)っていた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「剣のうた」
...今もこの家々にては吉例として門松の片方を地に伏せたるままにて...
柳田国男 「遠野物語」
...三月の家々の祭日を何といっているか...
柳田国男 「年中行事覚書」
...たとえば京都から移住して来られた旧華族の家々の名と同じ地名が...
柳田國男 「名字の話」
...すなわち家々には栄誉の極点...
柳田國男 「名字の話」
...家々によって集められた兵数はほぼどれほどか」刑部は郷党中での...
吉川英治 「私本太平記」
...ここを根としていない家々なく華々(はなばな)なしである...
吉川英治 「新書太閤記」
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