...揚りきるとそのまま家々の屋根などを巧みに避けて...
淡島寒月 「凧の話」
...倒れた家々の上を...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...家々(いへ/\)の...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...家々の家根から、庭から、道路までが眞ツ白になつてゐる上を、立派な太陽がきら/\照らす...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...しかし朝になってみるとあれほど龍宮城かなにかのように美しかった金色の家々がまことにきたならしい家根であって一向おもしろくないものであった...
上村松園 「余齢初旅」
...サリー・ビルディングズでは住民が汚水を家々の前の水路に流し...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...それを持ってお詫びまわりをすべき家々を教えて下さった...
太宰治 「斜陽」
...それらの丘の上の家々から若い女たちがちょっと仕事の手を休めて...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...そこに河原町の家々が裏手の土蔵の塀やあるひは小部屋などを見せてゐるのである...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...重い弾薬車の軌(きし)りで町並の家々をゆすぶりながら通った...
徳永直 「冬枯れ」
...家々にカナリアもどき鳥を一羽...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...サンドミンゴの家々今に鶏毛もて飾らるという事じゃ(グベルナチスの『動物譚原』二巻二八三頁...
南方熊楠 「十二支考」
...町の家々ではいろ/\の形をした陶器が...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...家々には縞帳(しまちょう)と名づけて...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それが家々の補食の一種となり...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それがなお家々の庭前の花木...
柳田国男 「雪国の春」
...陰氣な花崗石(みかげいし)の舊い家々...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...財は家々(いえいえ)へかえしてやり...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??