...昨宵(ゆうべ)もね...
石川啄木 「漂泊」
...皷打ちに参る早稲田や梅の宵夏目金之助高浜清様○明治四十一年三月十四日(葉書)今日の「俳諧師」は頗る上出来に候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...今宵は中秋十五夜であつた...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...宵の明星がぽつりと浮いてゐるのを見て...
永井荷風 「枯葉の記」
...宵(よい)に来て宵に帰るというようなのはたんとございません...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついまた飲んだ火曜日の宵...
中原中也 「その一週間」
...お三輪は宵のうちに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宵から夜中へかけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...宵闇が町を包んで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...今宵は振舞い酒だ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...そなたに今宵(こよい)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ましてや今宵のごとく...
吉川英治 「上杉謙信」
...牧水の歌つた――秋の夜もだが、新緑の宵も、酒呑みには、夕べ夕べが煩惱の辻だらう...
吉川英治 「折々の記」
...すでに宵からの酒...
吉川英治 「私本太平記」
...弾音(たまおと)が宵の空に谺(こだま)した...
吉川英治 「新書太閤記」
...宵に燈(とも)す雛(ひな)まつりの灯や...
吉川英治 「新書太閤記」
...せめて今宵ぐらいは...
吉川英治 「新書太閤記」
...ほかの座敷はみな宵のような賑わいだが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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