...加州家の宰領の附いた荷駄(にだ)が二頭...
中里介山 「大菩薩峠」
...山崎がこうして宰領をして来たのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...その一人は親方の養子――他の一人は宰領...
中里介山 「大菩薩峠」
...宰領と荷かつぎの二人は...
中里介山 「大菩薩峠」
...御自分が宰領(さいりょう)して御出帆になろうというのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...新植民地に要する生活要品を買いととのえる荷駄(にだ)の宰領として頼まれて...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分が胆吹山からこの長浜の町へ買物の宰領によこされたことがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...科(とが)は宰領の井上玄蕃が一人で背負(しよ)ひこむ筈――と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...馬子と宰領のお武家二人を斬って奪い取り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宇津の谷峠で一万二千両の御用金を盗んだ時宰領の尾張様の御家来が二人とも死んでいるが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その日出入りの鳶頭(かしら)が宰領で人足に擔がせた吊臺(つりだい)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日に一度は川口の船屋敷へ出張して上荷(あげに)積荷の宰領をしていたが...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...これまでこの高瀬舟の宰領をしたことは幾たびだか知れない...
森鴎外 「高瀬舟」
...そこの宰領をしていたのは藤造で...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...銀之丞は一品薬王寺宮御門跡の御賽銭宰領に変装し...
夢野久作 「名娼満月」
...徴税使の宰領(さいりょう)ふたりは...
吉川英治 「私本太平記」
...宰領(さいりょう)たちへ...
吉川英治 「新書太閤記」
...おれたちの宰領(さいりょう)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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