...……洋服屋の宰取(さいとり)の...
泉鏡花 「薄紅梅」
...硯友社の客将として主宰する『新著月刊』を硯友社の新版図(しんはんと)に献じた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...「産業時論」を主宰する横井時敬に有志たちが被害地の視察を乞うたのもこの頃である...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...宰相の側(そば)に腰をかけてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...宰相は馬車の窓からそれを見おろして声を立てて笑つた...
薄田泣菫 「茶話」
...此頃は客が減つてゐる方ではあるけれども文太郎の病氣以來はお金が萬事を主宰せなければならぬので殆ど染々枕許に坐つて介抱する間も無かつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...太宰は、まだ三十九歳の筈である...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...いや、太宰さんは、もう平気でその楯を持って構えていなさる...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...髯(ひげ)の白い痩(や)せた老宰相が出て来た...
田中貢太郎 「悪僧」
...愚痴らしいものを太宰は何も言わなかった...
豊島与志雄 「太宰治との一日」
...一刀にきって落された宰領は...
中里介山 「大菩薩峠」
...残忍至極だが、昨日の結果としては、是非のほど、何とも言えない!これは実に瞬間の兇事でしたが、次の瞬間には一行の駕籠屋が逃げ出すこと、昨日の鼻っぱしの非常に強かった身内の者と、宰領と、荷持が、度を失って逃げ惑う...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼が瘋癲院(ふうてんいん)中に盛名を擅(ほしい)ままにして天道の主宰をもって自(みずか)ら任ずるは恐らく事実であろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...太宰帥(だざいのそつ)親王の夫人や頭中将が愛しない四の君などは美人だと聞いたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宰相中将につりあいのよい妻のできたことで源氏は満足しているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そのほか、眼にみえぬあまたな味方が、いまぞと、ここをうながしておる」「でも、わらわには、解(げ)せませぬ、心配でなりませぬ」「なぜの?」「さほどな御大事を、あの小宰相へ、おもらしではございませぬか」「いや、疑うな...
吉川英治 「私本太平記」
...しかもこの華々しい文化創造を宰領した秀吉は...
和辻哲郎 「鎖国」
...(ただし大宰、壱岐(いき)、対馬(つしま)の地方官は例外として在京官吏に等しき禄をももらう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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