...実際はこのように後日正当として確認された哲学的の主張と同時にまたこれと正反対の意見が他の主要な思索者等によって熱心に主張され抗弁されたのであるから...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...実際は春木の方が...
海野十三 「少年探偵長」
...実際は、恐らく三時間程もたったであろう...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...実際は都にも多いやうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...実際はただせっかくの書きいれ時の冬の休みをこれがために奪われるのが彼の我儘(わがまま)に何より苦痛であったのである...
寺田寅彦 「年賀状」
...実際は東京の空気は年々に濁るはずである...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...実際はこの結果は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...処が実際は彼等は自らの範疇の系統的説明を好まない...
戸坂潤 「範疇の発生学」
...実際はさほどでもなく...
豊島与志雄 「道連」
...しかし実際は、同じ夜の同じ時に、この怪しい雲を見た者が、この竜神村においてお豊のほかに、まだ一人あるにはあったのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...実際は其(そ)の数は無限といってよい...
中島敦 「南島譚」
...そうして実際は双方共死ぬとは思わなかったのである...
夏目漱石 「行人」
...もとより智能を発育するには、少しは文字の心得もなからざるべからずといえども、今の実際は、ただ文字の一方に偏し、いやしくもよく書を読み字を書く者あれば、これを最上として、試験の点数はもちろん、世の毀誉(きよ)もまた、これにしたがい、よく難字を解しよく字を書くものを視て、神童なり学者なりとして称賛するがゆえに、教師たる者も、たとえ心中ひそかにこの趣を視て無益なることを悟るといえども、特立特行(とくりつとっこう)、世の毀誉をかえりみざることは容易にでき難きことにて、その生徒の魂気(こんき)の続くかぎりをつくさしめ、あえて他の能力の発育をかえりみるにいとまなく、これがために業成り課程を終(おえ)て学校を退きたる者は、いたずらに難字を解し文字を書くのみにて、さらに物の役に立たず、教師の苦心は、わずかにこの活字引(いきじびき)と写字器械とを製造するにとどまりて、世に無用の人物を増したるのみ...
福沢諭吉 「文明教育論」
...実際は楽しみどころか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...実際は以前からも遊蕩など恰で知らない癖に...
牧野信一 「白明」
...実際は前にも多くの例を挙げた如く...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...実際は相当に永い間にだんだんとその原因が醸(うんじょう)されるのではあるが...
矢部貞治 「政治学入門」
...十三歳の信忠や十一歳の信雄(実際は十二歳であった)も接待に出た...
和辻哲郎 「鎖国」
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