...また創成当時に定められた方向へこの宇宙を進展させるために不断に今日まで作用しつづけてきたものである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...私に定められた寝台のところに行った...
梅崎春生 「桜島」
...日々の生活もときどきの儀式もみなこの信仰に基づいて定められた...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...定められたる運命というべきであろう...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...私がこれを書いたことは古谷式にいえば劫初から定められた一つの惰性である...
辻潤 「錯覚自我説」
...それから曙町(あけぼのちょう)へ生涯(しょうがい)の住居を定められた...
寺田寅彦 「田丸先生の追憶」
...日曜と祭日との定められた休業は十九年間に約二十四フランの減少をきたしたことを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あらかじめ定められた処刑である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...日本人の經營する事業には何に限らず關係したくないと云ふ考へが談話(はなし)して居る最中に動し難く定められた...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...すぐに見定められた...
永井荷風 「梅雨晴」
...自分の居間と定められた...
中里介山 「大菩薩峠」
...見仏の請によって浄土三部経を法華の如法経(にょほうきょう)になぞらえて書写すべき法則を定められたのもこの時である...
中里介山 「法然行伝」
...これで定められたのだという観念が私のすべてを新たにしました...
夏目漱石 「こころ」
...定められた時間では満足せず...
久生十蘭 「湖畔」
...その名を該柳にちなんでそのままジャヤナギと定められたので...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この「法律に定められたる場合」を逆用して...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...定められた堂中の席につくと...
吉川英治 「三国志」
...ひとまず定められた宿所に入った...
吉川英治 「私本太平記」
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