...出遊することに定められたれば...
石井研堂 「釣好隠居の懺悔」
...一メートルが三尺三寸に当ると定められたのですが...
石原純 「伊能忠敬」
...』七八 女王蜂『女王蜂に生れるやうに定められた卵は...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...その定められたとおりの歩行や...
海野十三 「人造物語」
...地方行政の基礎が定められた...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...法師丸は自分の部屋と定められた所に一日じっと引き籠(こも)っていて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...唐にならって定められた大化の後の官制において支那にはない太政大臣という官の設けられたのも...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...それから曙町(あけぼのちょう)へ生涯(しょうがい)の住居を定められた...
寺田寅彦 「田丸先生の追憶」
...わが国には国法で定められた裁判の他に教会というものがあって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...昔から人間の守るべきものと定められた教(おしえ)に服する事が出来ません...
永井荷風 「監獄署の裏」
...王の選出には政務委員会の賛成が絶対必要と定められた...
中島敦 「光と風と夢」
...天皇自身によって定められた...
蜷川新 「天皇」
...諸先輩の定められた学語だけでは不足でもあり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...年金三千フランを授ける事に定められたけれども...
穂積陳重 「法窓夜話」
...却て学問は貧生の職業と心得たる位なり)これ自分がさきに我読書の方向は我境遇に因て定められたりといひし所以なり...
正岡子規 「読書弁」
...遂には自分にと定められた道に別れて行かなければならない...
水野仙子 「道」
...」一同が声を揃えて笑うとすでに一団の行動はそれで定められたと同じであった...
横光利一 「旅愁」
...(大蜀(たいしょく)と号す)と定められた...
吉川英治 「三国志」
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