...単に利害勘定からいっても...
有島武郎 「小作人への告別」
...戸外はモウ人顏も定かならぬ程暗くなつて居た...
石川啄木 「病院の窓」
...あたかもこの仮定から私の存在のいかなる作者も追求せらるべきではないということが帰結したかのように称して...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...吾々が或る仮定から結論し...
戸坂潤 「科学方法論」
...何れも人間の規定から由来していることは...
戸坂潤 「科学方法論」
...論者も亦まずこの規定から出発する...
戸坂潤 「科学論」
...というのはカントは時間(之はカントによって内官の形式と呼ばれている)の規定から認識の図型を導き出したが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...星の光りも定かならず...
豊島与志雄 「聖女人像」
...軒の風鈴(ふうりん)をさえ定かには鳴らし得ぬ微風(そよかぜ)――河に近い下町の人家の屋根を越して唯緩(ゆる)く大きく流動している夜気のそよぎは...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...『何故だ‥‥‥‥』『一體病院の規定から云つてもそれは禁じてある...
南部修太郎 「疑惑」
...真偽のほどは定かでないが...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...それさえも定かではない...
久生十蘭 「魔都」
...安定かつ変更できない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...定かならぬ光の秘密だ...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...そは定かならねども大方は鹿の来るを見つけて「来た来た」などと口走りたるならんか...
正岡子規 「俳諧大要」
...各一結婚当り子供六人という仮定から出発したにもかかわらず...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...我中心に満足を与へんも定かならず...
森鴎外 「舞姫」
...……重定か...
吉川英治 「新書太閤記」
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