...狩衣の色さへ定かにはわかりません...
芥川龍之介 「地獄變」
...普通の仮定からすると...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...それも定かなものではない...
梅崎春生 「日の果て」
...薄墨(うすずみ)の文字(もじ)定かならず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...さて殿下が何か仰有(おっしゃ)ったような……どうもその辺の記憶が定かでない...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...出所定かならねど...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...その内容自身がそれの価値規定からは遊離して考えられている...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...運動の絶対性の否定から...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ヒューマニズムの意義の含蓄を狭めることも限定かも知れぬが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...いつどこでだったか定かでありません...
豊島与志雄 「白蛾」
...方向定かならぬ視線だ...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...しかしせめてこの仮定から出立して...
夏目漱石 「思い出す事など」
...それさえも定かではない...
久生十蘭 「魔都」
...前の場合には絶對者の規定から人間の認識への道を取つてゐる...
三木清 「認識論」
...未だ定かではない...
柳宗悦 「蓑のこと」
...去定から命ぜられたことを告げた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...まず前提して――そしてその推定から尊氏軍の進路を図(はか)ってゆくと...
吉川英治 「私本太平記」
...堀秀政の東野山より堂木(だんぎ)へわたる敵のうごきも定かでない...
吉川英治 「新書太閤記」
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