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饗庭篁村 「木曾道中記」
...すなわち『進化とは非均等から均等へ、不定から決定へ、無秩序から秩序への変化である』というのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...惱心地定かならぬまゝに...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...即(すなは)ち格調定かならぬドゥ・ミュッセエ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...而して其思想を定かならぬ恐懼の語(ことば)に述ぶ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...向き合いになってももう面輪(おもわ)が定かに見えない...
鈴木三重吉 「千鳥」
...あたかもこの仮定から私の存在のいかなる作者も追求せらるべきではないということが帰結したかのように称して...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それと定かに表情は分らないが...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...死ぬるまで清き乙女(おとめ)なり」書き終りたる文字は怪しげに乱れて定かならず...
夏目漱石 「薤露行」
...彼は垣は踰(こ)ゆべきものにあらずとの仮定から出立している...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...できるだけ観念を安定かつ正確に保つことによって...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...まだ腹が定かでないから...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...むしろフィヒテは自我の實踐的なる根本規定から感覺...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...浦島子の歌などに表われている感じからの選定かと思われて...
柳田国男 「海上の道」
...定かならぬ意味が書かれてあるやうに思はれた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...堀秀政の東野山より堂木(だんぎ)へわたる敵のうごきも定かでない...
吉川英治 「新書太閤記」
...久し振りに聞く聲だとは思ひながら定かに思ひあたらずにゐると...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...コロンブスが地上楽園の推定から捕縛に至るまでの数奇な運命に飜弄されていた一四九八年から一五〇〇年までの間は...
和辻哲郎 「鎖国」
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