...多少不完全な点もあるようである...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...完全な暗黒となった...
海野十三 「少年探偵長」
...扉を完全に開けていた...
オー・ヘンリ O. Henry 大久保ゆう訳 「罪と覚悟」
...真に肝要なるは完成することであって完成ではなかった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...もし彼が相手のいうままに任せようものならじきに完全に骨抜きにされてしまうであろうから...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その板は丸太の外側を削ったものでできた不完全な生々(なまなま)した板で...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...讀者に完璧の印象を與へ...
太宰治 「猿面冠者」
...私がつねに過つほど不完全であるといふことは...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そして同じ仕方で、客觀的完全性、あるひは客觀的技巧、等々、と言はれることができる...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...もしこの規定が完全に実行されれば...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...ポリネシア人の仮面――全く之は白人には竟(つい)に解けない太平洋の謎だが――が斯くも完全に脱棄てられたのを...
中島敦 「光と風と夢」
...全ての出来事の完全な記憶をよみがえらせるような...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...君を完全に信用していないからな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...完全に成り行きに魅せられ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...急な話で今その時間が有りませんので不本意ながら未完成のまま一応読んでいたゞきます...
三好十郎 「おスミの持参金」
...一人前の女としては完全以上に成熟していながら...
三好十郎 「肌の匂い」
...彼は今まで通りの完全無欠の童貞……絶対無垢の青年として評判の美人……初枝を娶(めと)る事が出来るのだ...
夢野久作 「笑う唖女」
...なお完膚なきまで...
吉川英治 「三国志」
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