...完(まった)く万一己が承知しない場合に...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...さもなければ新しいものは不完全である...
李箱 「線に関する覚書5」
...練習は完全にする(続)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...空気も弾力性によりとぼしいのでそのひびきの良さは完全にうしなわれ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...秋風や相逢はざるも亦よろし九月二十四日 藤崎完より漢詩一篇を贈り来りしに返す...
高浜虚子 「五百五十句」
...これは完全な資料によって統計的に調べてみなければなんとも言われないことである...
寺田寅彦 「俳諧瑣談」
...愛知縣擧母トヨタ自動車工業株式會社では我國の燃料資源に適合した最も經濟的な自動車を製作して好評を博してゐるが同社研究所に於ては益々國策に順應した自動車を製作せんとデイゼル・エンヂンを完成し中型乘用車を試作し...
豐田喜一郎 「トヨタ電氣自動車試作」
...完全な自由放任は決して福祉をもたらすゆえんではなく...
中井正一 「調査機関」
...水素の不完全燃焼の模様を調べておられたのである...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...否何れ人間と生れた以上は不完全なものにきまっている...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...完全無欠な現場不在証明(アリバイ)を持っていることが判りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...記事は詳細に欠け、完結していない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ジョン・ギルレイ以上の完璧な悪党は見たことがない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...内装完了だが、ベルががんがん鳴ったので、邸内は無人だと賭けてもいい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...今にここが完成してしまったら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...元日の夜は全家八時半就寝で私は又完全に十二時間眠りました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼が戴いていた完全な皇帝*の御言葉により...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そこが完全に楽しくまた美しい浄土であると思ったことは...
柳田国男 「海上の道」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??