例文・使い方一覧でみる「安々」の意味


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...先刻何事が起つたかも忘れ果てた如く彼等は安々と眼を開いて珍らしげもなくあたりを見て居た...   先刻何事が起つたかも忘れ果てた如く彼等は安々と眼を開いて珍らしげもなくあたりを見て居たの読み方
有島武郎 「潮霧」

...一人で安々とこれを持って走ることが出来る...   一人で安々とこれを持って走ることが出来るの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」

...これは決(けつ)してさう安々(やす/\)と考(かんが)へ出(だ)せるはずのものではないのであるが...   これは決してさう安々と考へ出せるはずのものではないのであるがの読み方
今村明恒 「地震の話」

...喜平は自分の眼ひとつで安々と捜(さぐ)り出してゐる...   喜平は自分の眼ひとつで安々と捜り出してゐるの読み方
薄田泣菫 「小壺狩」

...かくて高木氏は高点を収めて安々(やす/\)当選した...   かくて高木氏は高点を収めて安々当選したの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...人工映画の世界においてはあらゆる空想が安々と実現される...   人工映画の世界においてはあらゆる空想が安々と実現されるの読み方
寺田寅彦 「映画芸術」

...列車は何の故障もなく安々と支線へ滑り込んだ...   列車は何の故障もなく安々と支線へ滑り込んだの読み方
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」

...かくて安々と玉のような牛の子が...   かくて安々と玉のような牛の子がの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...二枚の蹠(あしのうら)に安々と始末する...   二枚の蹠に安々と始末するの読み方
夏目漱石 「草枕」

...とにかく安々と夜明まで寝て...   とにかく安々と夜明まで寝ての読み方
夏目漱石 「坑夫」

...安々と筆が動いて...   安々と筆が動いての読み方
夏目漱石 「それから」

...かく安々と胖(ゆた)かなのである...   かく安々と胖かなのであるの読み方
夏目漱石 「野分」

...しかし第三の玉子は同じ手真似と共に安々と取り出された...   しかし第三の玉子は同じ手真似と共に安々と取り出されたの読み方
夏目漱石 「明暗」

...君も安々と取れるんだ」「そういう論理(ロジック)になるかしら」「当り前さ...   君も安々と取れるんだ」「そういう論理になるかしら」「当り前さの読み方
夏目漱石 「明暗」

...蒸籠(せいろ)二つを安々とやってのけたのは結構だった...   蒸籠二つを安々とやってのけたのは結構だったの読み方
夏目漱石 「吾輩は猫である」

...屏風(びょうぶ)を立てたるが如き処を安々(やすやす)と登りて...   屏風を立てたるが如き処を安々と登りての読み方
柳田国男 「山の人生」

...江戸城を安々と官軍に明け渡してしまったのである...   江戸城を安々と官軍に明け渡してしまったのであるの読み方
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」

...しかしそういう特別に飛び離れて偉大な人格が今日もなお世界に存在する如くに見え、大多数の人類がそういう偉大なと見える人格に由って音頭を取ってもらわねばならないという事実が、私の考察では、まだ世界の文化が非常に偏頗(へんぱ)な状態にある証拠であり、従って大多数の人類がウィルソンの提議に現れたような正大な思想を、何の凝滞(ぎょうたい)も曲解も反抗もなしに、空気を吸い水を飲むように、安々と肯定し、受容し、味解することの出来る程度に達していないものであることを思わせます...   しかしそういう特別に飛び離れて偉大な人格が今日もなお世界に存在する如くに見え、大多数の人類がそういう偉大なと見える人格に由って音頭を取ってもらわねばならないという事実が、私の考察では、まだ世界の文化が非常に偏頗な状態にある証拠であり、従って大多数の人類がウィルソンの提議に現れたような正大な思想を、何の凝滞も曲解も反抗もなしに、空気を吸い水を飲むように、安々と肯定し、受容し、味解することの出来る程度に達していないものであることを思わせますの読み方
与謝野晶子 「激動の中を行く」

「安々」の読みかた

「安々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「安々」


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舌触   仕組みで   横木  

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