...このような問題についてあらかじめ小生の意志を確かめることなく名まえを御使用になつたことを大変遺憾に存ずるのであります...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...自分で警戒を加えなければならないと存ずる...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...殊に深山峻嶺の存ずる地方に於ては...
高木敏雄 「比較神話学」
...恐らく大臣(おとゞ)は急にはお出ましになるまいと存ずる...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...其方一人に語るが良かろうかと存ずるが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...いかにもお気の毒に存ずるから...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...小生は已むを得ず法律による防衛に訴える他之無きことを前以って御通告申しあぐるを小生の義務と存ずる次第に御座候...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...此より蘭軒平生の事にして口碑に存ずるものに言及しようとおもふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此取計は憚ながら武略の一端かと存ずると云ふのである...
森鴎外 「栗山大膳」
...同じ頃に麻布邸へ正虎、直次が來て、道柏、一成、内藏允、監物、十太夫に面會し、正虎が「此度は右衞門佐殿公事(くじ)御勝利になられて、祝著に存ずる、去りながら萬一右衞門佐殿配所へ遣(つかは)される事になつたのであつたら、面々(めん/\)はなんとなされたのであつたか、しかと承つて置きたい」と云つた...
森鴎外 「栗山大膳」
...御案内申す」「大儀に存ずる」一礼して...
吉川英治 「上杉謙信」
...犬千代もうれしゅう存ずる...
吉川英治 「新書太閤記」
...――その罪を糺(ただ)し、誅伐(ちゅうばつ)の兵をひいて、信長自身、参ろうと存ずる...
吉川英治 「新書太閤記」
...もはや滞(とどこお)りなくおすましとは存ずるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...お志だけはくれぐれも忝(かたじけの)う存ずる...
吉川英治 「新書太閤記」
...見ていただきとう存ずる)云い終ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...うれしゅう存ずる...
吉川英治 「新書太閤記」
...遺恨(いこん)に存ずるが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??