...よく存じている事でございますから...
芥川龍之介 「邪宗門」
...存魂(ぞつこん)嬢様に思込んでゐたが少(ちつ)とも媚諛(こびへつら)ふ容子を見せなかつた...
内田魯庵 「犬物語」
...また自然物は同時に存在して居る同種の物でも一つ/\に変異が有つて...
丘浅次郎 「固形の論理」
...わけは後でお聞きなさることと存候...
鈴木三重吉 「千鳥」
...国家的存在である...
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」
...段々之に附け加へが出來たのが即ち今日現存する尚書の形であらう...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...即ち水火の作用によって存在してゐる」というのである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...「存じません...
夏目漱石 「三四郎」
...併存しているのだ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...世界秩序・世界理性・攝理などの觀念的存在者が援助を與ふべく呼び入れられる...
波多野精一 「時と永遠」
...いかなる独立した存在も持たないことを確信させる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...己は己の存在を死んで初めて知るのであろう...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...存在としての歴史に對して...
三木清 「歴史哲學」
...子供たちも其々存在をとなえておもしろいしおばちゃん大抵でなし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...此取計は憚ながら武略の一端かと存ずると云ふのである...
森鴎外 「栗山大膳」
...もし存していたら...
森鴎外 「渋江抽斎」
...徳川家の存立はあり得ないからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...――毛頭異存などはございません...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索