...さればこそ支那人は賢婦人の下に賢子有りと称し...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...面立(おもだ)ち尋常にていかさま様子有りげなればいよ/\いぶかしく存じ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...面白いものを小説の稗史(はいし)のと人が言うけれど、あれは本来こしらえもの、大人君子の興味に値するほどのものではないが、勝のおやじの自叙伝に至ると、真実を素裸(すっぱだか)に書いて、そうして、あらゆる小説稗史よりも面白い、あの父にして、この子有りかな、古今無類、天下不思議の書物だ、参考のために君に貸すから読んで見給え、家に帰って、すぐに届けるよ、『夢酔独言』というのだ、実に何とも名状すべからざる奇書だ、あれを読むと、勝麟その人もわかる」悪食が口を極めて、推賞か示唆かを試むるものだから、神尾も、「では、読ましてくれ」と言わざるを得ませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...今二つの柑子有り...
西周 「尚白箚記」
...「父子有親(しんあり)...
福沢諭吉 「徳育如何」
...子有りと也」と有り...
南方熊楠 「秘魯國に漂著せる日本人」
...その数は男子有権者よりも四十五万名多い...
宮本百合子 「現実に立って」
...「君子有三楽(くんしさんらくあり)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...これは弟子有若(ゆうじゃく)の語であって孔子の語ではない...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??