...無数の容貌の変化と無数の清新な嬌艶とを蔵してゐる――真に彼女は女のカメレオンである...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...有意か無意か嬌艶牡丹のごとき藝妓小富...
竹久夢二 「砂がき」
...嬌艶な来会者たちに取巻かれるのであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...フランスの嬌艶(きょうえん)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...嬌艶な色がその眼から消えて...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...嬌艶なしなを作って...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...貧苦と嬌艶(きょうえん)とはいけない相談役である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...友情からというよりもむしろ嬌艶(きょうえん)の本能から決して離れないで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大洋はすなわち謹厳なアルセストです(訳者注 モリエールの戯曲「人間ぎらい」中の主人公にてセリメーヌはその中の嬌艶な女)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...便所によって下町風な女姿が一層の嬌艶(きょうえん)を添え得る事は...
永井荷風 「妾宅」
...言語嬌艶(きょうえん)...
福沢諭吉 「京都学校の記」
...だから嬌艶も、婀娜も、又は内部の熱情も、心の内に静かに籠めてゐて、是を外部に現はさない所謂喜怒哀楽を色に現はさないのである...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...嬌艶(きょうえん)な媚(こび)をきそわせたりした...
吉川英治 「三国志」
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