...異母兄弟よりも嫡男に権利があるという法律は昔のことです...
...彼は嫡男として家業を継ぐことになった...
...彼女は嫡男の妻として、家族のために尽力している...
...彼は嫡男であることを誇りに思っている...
...彼女は嫡男に生まれたことが幸運だと感じている...
...鎮守府将軍(ちんじゆふしやうぐん)平の惟茂(これもち)四代の后胤(かういん)奥山(おくやま)太郎の孫城(じやう)の鬼九郎資国(すけくに)が嫡男(ちやくなん)城の太郎資長(すけなが)の代まで越後高田の辺(ほとり)鳥坂(とりさか)山に城を構(かま)へ一国に威(ゐ)を震(ふる)ひしが...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...伯耆守(ほうきのかみ)源長明という者の嫡男で堀川院御在位の時の滝口(たきぐち)の武者であったが...
中里介山 「法然行伝」
...元禄の初め頃まで、当美濃国を領した、遠藤家の直系の者であって見れば、山中に貧しい庵(いおり)は結んでいても、今の領主の嫡男、出雲守頼門風情に、媚を呈する理由はありません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...一カ月を経て親族会議の結果嫡男哲郎を祖父母の膝下(しっか)に留め...
福田英子 「妾の半生涯」
...適斎が三十四歳にしてまうけた嫡男である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...嫡男大吉利周を連れて立つた...
森鴎外 「栗山大膳」
...先代文内の嫡男与四郎(よしろう)は...
森鴎外 「渋江抽斎」
...脩の嫡男終吉(しゅうきち)がこの年十二月一日に鷹匠町二丁目の渋江塾に生れた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...忠挙は雅楽頭忠清の嫡男で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――正成の嫡男、後の正行(まさつら)、幼名多聞丸(たもんまる)だった...
吉川英治 「私本太平記」
...足利家の嫡男でなければならない――そうなければ...
吉川英治 「私本太平記」
...――嫡男(ちゃくなん)どもか...
吉川英治 「私本太平記」
...亡き楠木河内守正成の嫡男(ちゃくなん)正行(まさつら)だった...
吉川英治 「私本太平記」
...「義詮(よしあきら)は都にいる」残してきた最愛の嫡男(ちゃくなん)だけがひたすら彼の心配であった...
吉川英治 「私本太平記」
...ことし十六になる嫡男の太郎信勝だの...
吉川英治 「新書太閤記」
...正しく御嫡男信忠様の跡は...
吉川英治 「新書太閤記」
...藤孝の嫡男の忠興(ただおき)との結婚を...
吉川英治 「日本名婦伝」
...嫡男の八幡太郎義家公については云うまでもない...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索