...求馬(もとめ)と云う嫡子(ちゃくし)があった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...有名な稲富一夢斎(いちむさい)の嫡流で...
野村胡堂 「江戸の火術」
...……自分こそ嫡男であると言いたて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...恐らくは廢嫡問題の爲に...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...京水の嫡出にあらざることを言明したに過ぎない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其嫡子榛軒は此年文政五年十月二十九日に阿部侯正精の召状(めしぢやう)を受けた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」嫡子の就学である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...嫡子(ちゃくし)光賢(みつかた)卿に松向寺殿の御息女万姫君(まんひめぎみ)を妻(めあわ)せ居られ候(そろ)故(ゆえ)に候...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...嫡男恒善(つねよし)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...吉野朝廷時代に地方地方の嫡庶(ちゃくしょ)の争いが...
柳田國男 「名字の話」
...忠挙は雅楽頭忠清の嫡男で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...嫡男新介宗厳(むねとし)様を...
吉川英治 「剣の四君子」
...われわれは苦しむのだ」「なぜ」「義龍様は道三様の立てた御嫡子(ごちゃくし)ではないか...
吉川英治 「新書太閤記」
...その嫡子龍興(たつおき)どのも暗愚とはいえ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ことし十六になる嫡男の太郎信勝だの...
吉川英治 「新書太閤記」
...嫡子(ちゃくし)の紀伊守之助(きいのかみゆきすけ)がはいっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼女の理想に最もかなった高い家門の嫡流(ちゃくりゅう)である...
吉川英治 「源頼朝」
...貴公はいやしくも平安の名家吉岡拳法の嫡男(ちゃくなん)...
吉川英治 「宮本武蔵」
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