...私たちの嫌忌している上司に会うのは避けたい...
...彼女は自分を嫌忌する人がいると感じている...
...彼が嫌忌することとは何ですか?...
...嫌忌を抱いていることを隠すのは偽善的だと思います...
...義父母との関係が嫌忌になってしまった...
...破壞と嫌忌とを通じて眞正に過去を生かし民族精神を生かし民族に對する愛を生かすことの權利を保留しなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...嫌忌せられて根ざすことは稀れだ...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...自己矛盾――自己嫌忌――自己破壊――六月二日晴――曇...
種田山頭火 「其中日記」
...かへつて慰安されるのだ!自己嫌忌...
種田山頭火 「旅日記」
...多くの人に喜ばれる流しをはなはだしく嫌忌(けんき)する人間もまれにはあるという事実を一つの事実として記録しておく事もむだではないかもしれない...
寺田寅彦 「備忘録」
...生徒のこのあだ名から私はどうしても単純な憎悪や嫌忌(けんき)を読み取る事ができない...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...彼はおのれを嫌忌の情でながめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...嫌忌(けんき)すべく教えられた偉業について...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...混乱のうちに形造られてる事物の嫌忌すべき活力に生きているのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その嫌忌すべき夫の顔を取除いて...
直木三十五 「ロボットとベッドの重量」
...それを人並に鳴らして見る猿のごとき己(おの)れを深く嫌忌(けんき)した...
夏目漱石 「門」
...自己嫌忌を感じさせるほどに醜劣である...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...君自身に對する嫌忌と克服によつて一貫してゐる...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...室生君! 君の如き極端な自己嫌忌者は...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...そのこれを嫌忌するの成跡(せいせき)は甚だ美にして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...嫌忌――それらが瞬間...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...猶併し予等は殖民地の邦人気質が概して下級労働を嫌忌し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...日頃から彼の最も嫌忌している穢の心配だった...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索