...かくてある場合には「感心しない」という目的のもとにわざわざ劇場に足を運ぶというような理解し難い現象をさえ生ぜしめるにいたつたのである...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...其の人は感心しないではゐられないだらう...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...感心しないぞ」とポーニンは...
海野十三 「火薬船」
...しかし私は余り感心しないのですよ...
海野十三 「壊れたバリコン」
...感心しない...
海野十三 「赤外線男」
...どうも中の体裁(ていさい)はあまり感心しないから...
田山花袋 「田舎教師」
...「あまり感心しない相手だけれど……...
徳田秋声 「仮装人物」
...こいつは少し感心しないね...
徳永直 「工場新聞」
...特種とか普遍とかいう言葉の使い方も又その字さえも(遇然は偶然の方がよく特種は特ダネではないのだろうから特殊と書くべきだろう)感心しないけれども...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ところが訳には遺憾ながら感心しない個所が多い...
戸坂潤 「読書法」
...この町はどうもあまり感心しないよ』『父ちゃん...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...これは私の感心しないところである...
新渡戸稲造 「「死」の問題に対して」
...ムク犬の動きも吠え聲も皆感心しない...
平山蘆江 「大菩薩峠芝居話」
...あんまり感心しない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...インゲ・ホルムが感心しないかどうか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...自分を馬鹿だと思はれるのは感心しないから...
森林太郎 「混沌」
...それはあまり感心しないぜ」「何故...
夢野久作 「犬のいたずら」
...それでも感心しない作品や批評...
淀野隆三 「横光さんと梶井君」
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